【日本一周補完の旅】4日目②世界遺産春日大社を簡単に紹介

奈良県

さて、東大寺を参拝した後は、春日大社に向かいます。

※旅をしたのは2022年3月です。拝観料などは当時の金額です。

スポンサーリンク

奈良公園と鹿

寛いでいる鹿たちが観光客を和ませてくれます。

鹿は春日大社の神の使いとして大切にされてきた歴史があり、現在も奈良公園の周辺では放し飼いにされています。

春日大社は元々は興福寺の境内にあり、奈良公園も元々は興福寺の境内であり、奈良時代からこの辺りには鹿が住んでいたようです。

春日大社参道

東大寺の南大門から春日大社の南門まではゆっくり歩いて15分くらいです。

参道にはたくさんの灯籠があり、苔が生えていていい光景です。

春日大社は768年に平城京を守護するために、藤原氏が興福寺の敷地に創建した神社です。

鹿島神宮と香取神宮から戦の神を勧請し、また藤原氏の氏神を祀りましたが、その際に、東国の鹿島・香取から神様が鹿に乗って来られたことから、鹿は神の使いとされ、現在も大切にされています。

春日大社特別参拝

南門から中に入り、特別参拝の拝観料(500円)を払うと、御本殿に近づくことができます。

より近くで御本殿に参拝できるだけでなく、寄進された数々の釣灯籠や大杉や藤棚を見ることができます。

御本殿の近くでしょうか、場所が分かりませんが、有名な戦国武将が奉納した灯籠が幾つかあります。

直江兼続や島左近、宇喜多秀家や藤堂高虎の灯籠があり、また徳川綱吉のものもあるようです。

そして藤波之屋という場所では、電灯で灯された釣灯籠を観ることができます。

年に3回、2月の節分と8月14日・15日に、すべての灯籠に火を灯す春日万燈籠という神事が行われるのですが、それを感じることができるようになっています。

春日大社周辺の見どころ

春日荷茶屋

お昼ご飯は春日荷茶屋(にぢゃや)で茶粥を食べるのを楽しみにしていたのですが、残念ながら開いていませんでした。

春日大社の参道の入口にあります。

旅をした時はコロナの蔓延防止重点措置期間が再延長されていた時期なので、仕方ありません。

春日荷茶屋では万葉集にちなんだ四季折々の旬の野菜などを添えた「万葉粥」が創業当初からの看板メニューで人気です。

萬葉植物園

春日大社の参道の入口にある春日荷茶屋の隣には、萬葉植物園があります。

旅の後から知りましたが、こちらには万葉集に詠まれた植物が植えられているのだそうです。

また、藤原家に縁(ゆかり)のある藤の木が約200本植えられていて、4月下旬から5月上旬までは様々な藤の花を観ることができるようです。

一般的な棚造りではなく「立ち木造り」という、見上げずに目線の高さで藤の花を鑑賞できるのが評判なのだとか。

柿の葉寿司ゐざさ

コロナ禍で食事処が数軒閉まっていましたが、こちらのゐざさで食べることができました。

東大寺の門前の夢風ひろばにあるお店です。

柿の葉寿司と素麺のセットを頼みました。

奈良の食べものといえば、茶粥や奈良漬、葛餅の他に柿の葉寿司や素麺も有名です。

柿の葉寿司は平宗、たなか、ヤマトが有名で、素麵は三輪が有名です。

柿の葉寿司の歴史はこちらで紹介しています。

奈良国立博物館

昼ごはんの前に奈良国立博物館に寄りましたが、国立博物館と言うだけのことのあるボリュームのある展示でした。

奈良国立博物館は正倉院展や特別展が行われる東新館と、一カ月に1回展示替えが行われる西新館があり、さらに地下の回廊を渡ると仏像館と青銅器館もあります。

じっくり観たら少なくとも半日はかかる展示の量で、見応えのある博物館でしたが、東京の国立博物館と比べると写真が撮れないのが残念でした。

2枚だけ、金峯山寺(きんぷせんじ)の仁王門に安置されている、5メートルもある金剛力士立像(こんごうりきしりゅうぞう)の写真を撮ることができました。

依水園

博物館の近くには依水園という日本庭園があります。

入場料が1200円と結構な値段で、入るからには時間をかけてじっくり鑑賞したい庭園ですが、時間が押してしまったので、観るのは断念しました。

依水園には江戸時代に造られた前園と明治時代に造られた後園の二つの日本庭園があり、両方を見比べながら鑑賞するのがおすすめのようです。

東大寺と興福寺の間にある依水園の近くには、吉城園(よしきえん)という無料の日本庭園や氷室神社もあります。

氷室神社は字の通り、かつてこの辺りの池で固めた氷を貯蔵し、平城京に収めていた神社です。

また、近くの奈良町で食べ歩きをしたり、日本酒やクラフトビールを飲むのも楽しそうです。

次回に続きます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました