久しぶりに電車日本一周(のようなものを)をして感じたこと

電車日本一周補完の旅

2022年の3月に29日間の電車の長旅をしました(旅のルートはこちら)。2015年の電車日本一周で行けなかった場所に行くことを目的にした旅で、日本一周の続きともいえる旅でした。

久しぶりに電車の長旅をしていろいろなことを感じ、旅の楽しさと窮屈さを思い出し、そして新しいことを知りました。

今回は電車の長旅で知ったことや感じたことを思いついたままに書いていきたいと思います。統一感がありませんが、日本一周や電車の長旅を考えている人の参考になればと思います。また思い出したことがあればその都度、書き足していきたいと思います。

2015年の旅から7年が経ち、ITが更に進歩しキャッシュレス決済が拡がりました。当時よりも旅がしやすくなったはずですが、実際のところはどうだったのか。その辺りのことも含めて書いてみたいと思います。

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改めて電車日本一周は大変

7年ぶりに電車の長旅をしましたが、やはり大変でした。今回は前回のように予定を詰め込まなかったので、移動中にずっとその日の予定(ルートや乗換など)を確認する苦労からは解放されましたが、それでも大変でした。

電車に長時間に乗っていると疲れますし、知らない土地を歩くと気疲れしますし、そして知らない所で寝るのはストレスが溜まります。若い頃はそうしてことが気にならず、むしろそうした非日常が楽しかったくらいでしたが、年を取り落ち着くと生活面で普段と違うことをするのはストレスや疲れを感じるものです。

お金をケチったりホテルの空きがなく、ネットカフェやゲストハウス、古いビジホに泊まることが少なくありませんでしたが、宿泊も結構なストレスがありました。

特にカプセルホテルのような狭い空間は居心地が悪く、また見知らぬ他人が近くにいる不快感があり、以前は気にならなかったことにストレスを感じました。

人間年を重ねると知らず知らずのうちに安定を求めるもので、落ち着いて寝られる我が家が一番だと思うことも、旅をして知りました。そういう意味では旅は若いうちにたくさんしておくのがいいのかと思いました。

日本一周は非効率

これも以前感じたことですが、日本一周は効率が良くないと今回の旅で再確認しました。

日本一周は絶えず移動するので、訪れた場所をどんどん忘れてしまいます。写真や動画を見返さないと、よかった思い出も感動したことも忘れてしまいます。旅をするだけ一つ一つの思い出が薄れていってしまうという意味では、日本一周は効率が悪いといえるでしょう。

また効率の悪さはコンテンツ作成にも当てはまります。今回はYouTubeやブログで旅先を紹介することを念頭に旅をしましたが、せっかく事前に観光地の見どころや歴史を調べ、紹介したいことを決めて行き、そして動画や写真を撮っても、動画を編集したりブログを書いて形にするのはずっと後になり、伝えたかったことを忘れてしまいます。行き先が増えれば増えるほど、旅の内容や見どころ、惹かれた理由を忘れてしまいます。

簡単な旅の様子を紹介したり、ダイジェスト動画ならいいのでしょうが、旅先のことを詳しく紹介するコンテンツを作る際には、まとめて旅をすることは向いていません。

一見非効率に思えても、興味を持った場所があれば気持ちの熱いうちにすぐ調べて、現地に行って動画を撮り、帰って直ぐにコンテンツを作るのが一番です。その方が効率がいいですし、いい出来になります。今回はそんな反省も学びました。

コロナ禍での旅

コロナ禍での旅はいろいろな発見がありました(旅を始めた2022年3月中旬は、コロナの蔓延防止重点措置期間が再延長されている時期でした)。

まず宿泊費が安かったです。ビジホが信じられないくらい安かったです。特に日曜の夜が。大阪の梅田駅の近くが2千円以内で泊まれることがあり、下手なネットカフェに泊まるよりも安かったのが印象的でした。

もう一つ、当たり前ですが衛生面がよくなりました。コロナ前は大きな駅のトイレにも石鹸がないことが珍しくありませんでしたが、コロナが蔓延してから石鹸が設置されるようになりました。

飲食店だけでなく観光地や博物館でも、アルコール消毒が当たり前になったので衛生面ではよくなりました。7年前に日本一周をした時は、地方のトイレや施設で不衛生だと感じたことが少なからずありました。

そしてこれは不謹慎ですが、空いていたのでゆっくり観光できました。特に印象的だったのが奈良でした。東大寺や法隆寺は9時はがらがらで、ゆっくり建物や仏像を鑑賞でき、とても贅沢でした。

コロナのデメリットは、食事処の臨時休業が多かったことです。旅先ではご当地のものを食べたかったのでお店を予め決めていましたが、行ってみると休みだったことが少なくありませんでした。従業員がコロナに感染したためお店を閉めていた所もありました。

コロナによる休業は仕方のないことでしたが、休業の旨をネットに反映させていない点は残念でした。このご時世、ネットで検索すれば普通は休日かどうか分かるものですが、ネットに対応していないお店がまだ地方にあったのは、残念に思いました。

キャッシュレスでは旅はできない?

僕自身、財布に現金を入れて持ち歩くタイプなので、普段はキャッシュレス決済を気に留めませんが、今のご時世、日本の観光地であればキャッシュレスで旅ができると思っていました。

それが京都のビジホに泊まった時に、現金しか使えないものを目の当たりにして、半分驚き、半分それはそうかと納得したものがあります。

それがコインランドリーでした。

コインランドリーがキャッシュレスになるのは時間の問題でしょうが、キャッシュレス化を進める際に優先順位はそれほど高くないのも納得できます。

いい機会なので、観光に関するものでキャッシュレス化していないものを調べてみたら、お賽銭や御朱印がありました。特に京都ではキャッシュレス化への反対が強いようで、拝観料も現金のみの所が多いようです。

コインロッカーは交通系ICカードが使えキャッシュレス化が進み、またバスもSuicaやPASMOが使える路線が多いので大分便利になりましたが、完全なキャッシュレス化はまだまだ先かもしれません。

ITの行き届かない地方

ITと言えば、今回の旅では資料館に行ったら閉館していたことがありました。今の時代、閉店すればすぐに情報がネットに反映されますが、その場所は閉館していた当日もネットでは営業していることになっていました。

ITがこれだけ普及していても、地方にはまだまだこういう場所があるのかと、思いました。

電車日本一周はリュック一つで十分

29日間の旅は普通のサイズのリュック一つでできました。

これは今回の旅で試したかったので、いい結果が出て満足でした。

着替え3日分とアメニティで旅は十分でした。移動中のメモも日記も予定の確認もスマホ一台あれば十分で、読書はkindle一つで事足りました。

前回の旅に引き続き、今回もゆうパックを重宝しました。郵便局は全国どこにでもあり、段ボールは郵便局で買え、ガムテープは借りれます。気兼ねなくお土産を買い荷物が溜まったら送ればいいので、リュック一つで身軽に旅ができました。

失敗したこと

今回の旅で失敗したことは、動画のデータ移行です。

スマホで動画を撮りましたが、ノートパソコンを持っていないのでデータはUSBや外付HDに移動しました。なるべく動画を撮るのを短くしようと心がけましたが、それでも1日で撮影する量は多く、その移動にかなりの時間を割きました。

USBへの移動は思っていたよりも遅く、またネットカフェに泊まった時にデータを移動した際も、PCが古いのもあり、データの移動に相当の時間がかかりました。

USBとSDカードはどちらがデータ移動時間が早いのかネットで調べる限り意見が割れますが、どちらにしても移動時間の早いものを買っておけばとよかったと反省しました。特にスマホでデータ移行する場合は、その間スマホを使えないので不便です。

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