夏の昼神温泉2泊3日の旅行 ヘブンスそのはらの星空ナイトツアーと天竜舟下り

長野県

2013年8月、長野県阿智村にある昼神温泉に2泊3日の旅行に行きました。1日目は星空ナイトツアーに参加してユルイの宿 恵山に宿泊し、2日目は天竜川の舟下りして石苔亭いしだに泊まりました。今回の記事では、恵山といしだの二つの旅館とヘブンスそのはらの星空の天空の楽園、天竜川の舟下り、昼神温泉の朝市を紹介します。

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昼神温泉へ

新宿駅から特急あずさに乗り約2時間10分、茅野駅で降りて送迎バスで昼神温泉に向かいます。

茅野駅といえば寒天の里。日本一の標高で作られる寒天や味噌が名産品として知られています。駅から少し離れた所には繭蔵を再利用した寒天蔵があり、昔の寒天蔵を見学できるそうです。

茅野駅から昼神温泉旅館までは送迎バスで1時間30分くらいでしょうか。

昼神温泉はこんな所

昼神温泉は長野県阿智村にある温泉で、長野県の南端の岐阜県に接する場所にあります。昼神温泉は昭和48年に湧出した比較的歴史の新しい温泉で、アルカリ性の強い泉質のとろっとした滑らかなお湯で、つるつるすべすべの肌触りになることから「美肌の湯」とも呼ばれています。

阿智村は昼神温泉が有名ですが他にも花桃の里が有名で、花桃というのは観賞用の花で(桃の花ではありません)、ドイツのミュンヘンから持ってこられた苗がルーツといわれており、1本の枝から赤、白、ピンクの3色の花が咲く植物です。4月~5月にかけては5000本もの花桃が咲き、毎年花見に多くの人が訪れるようです。

そして昼神温泉と花桃の他に人気があるのが星空です。2006年に環境省によって「日本一星空観測に適した場所」と認定されてから、星が最も輝いて見える場所として星空も人気の観光資源となっています。秋から冬にかけては雲海が見れることがあり、雲海目当てに県内外から人が訪れる場所でもあるそうです。

特産品では、黄いも、にんにく、かぼちゃ、きゅうり、赤根大根があります。赤根大根は赤い大根の形をしているカブで漬物にされます。他の地方で育ててもなかなか赤くならない赤根大根は、阿智村の清内路(せいないじ)で育てると真っ赤に染まるそうで、阿智では漬物というと赤根大根が主流なのだそうです。

ユルイの宿 恵山

1泊目の宿、恵山

部屋は最上階にある和洋室

夕食

ナイトツアーに行くので夕食は17時半からと少し早めです。

星空ナイトツアー

夕食の後は送迎バスでヘブンスそのはらのへ。旅館から15分ほどの距離で、山の麓からゴンドラで上がっていきます。星空ツアーに参加する人は多く、ゴンドラ乗り場は長蛇の列でした。

防寒着は必須です。実は直前までどこに行くのか知らず、防寒着を持っていませんでした。インナーと襟付きのシャツと2枚着ていましたが、防寒着無しではいられないほど山の上は気温が低いです。ナイトツアーを開催している会社のサイトには、7~8月の気温はは15~20℃と書かれていますが、体感温度は真冬並みですので、防寒着は必ず持って行くことをお勧めします。

防寒着を忘れた場合は、フリースやブランケットが売店で売っているようです。星空の観賞時間は30分なので我慢できなくはないですが、素晴らしい満天の星空をより楽しむためにはあった方がいいです。芝生の寝転がるのでレジャーシートや体にかけるブランケットのようなものも、あるといいかのと思います。

星空は天候に恵まれ最高でした。都会では決して見られない満点の星空が目の前に広がり、数分おきに流れ星が流れ、スタッフの方が星の説明をしてくれ、飽きることがありません。星空観賞は30分ほどです。

昼神温泉の朝市

朝市広場で6時から朝市をやっているということで、見に行ってみます。

阿智神社。昼に散歩してみます。

享楽型の温泉街にならないように云々と書かれていますが、条例で飲み屋やバーなどのネオン街を禁止していて山里の閑静な温泉地の景観を保っています。

朝市にやってきました。

6時から8時まで開催しています。場所は温泉街の中心にある昼神温泉観光センター前の広場となります。旅館に泊まっている浴衣姿の人もいますが、車で採れたての野菜や果物を買いに来る地元の人も結構います。

その時々の季節のものや阿智村ならではの特産品の数々がずらりと並べられていて、見ていて飽きません。有機農法によって作られた新鮮な野菜や手作りコンニャク、漬物やイナゴの佃煮、お菓子や搾りたてのジュースなどなど、沢山ありました。

近くにある阿智川も朝の散歩におすすめの場所です。

旅館の朝食

恵山はいい旅館でした。気になる方は楽天トラベルで館内や口コミが見れるので、見てみてください。

楽天トラベル:昼神温泉 ユルイの宿 恵山

天竜舟下り

朝食の後は天竜川の川下りに参加します。これも旅館だったか温泉街のバス停からだったか忘れましたが、送迎バスが出ています(9時くらいに旅館を出発)。

お土産コーナーで舟が出るまで待機

案内されて船着場へ

最後尾に座ります。

後ろにも船頭さんがいて、二人の船頭さんと川を下ります。

6キロをおよそ35分かけて下ります。

トンビ

たまに水流が強くなり

また静かになってを繰り返します。

天竜川は水源が諏訪湖で、諏訪湖から流れてきた水が川になり、静岡県へ抜けて浜松市と磐田市の間を流れ海に出ていくのだとか。

何とも言えない綺麗な緑の川の色

赤い橋をくぐって、舟下りは終わりです。

舟にはエンジンがついてなく、舟下りは一方通行なのでクレーンで3層にしてトラックに乗せて出発点に戻しているそうです。

温泉街に戻り旅館にチェックインするまで周辺を散策します。

朝見かけた阿智神社

祀られているのは天八意思兼命で天の岩戸に隠れた天照大神を、岩戸の中から導き出す方法を考えて指示した智恵の神として知られているのだそうです。物差しの元を作った神様としても知られているようです。阿智の里は、この神様が降りた地であるといわれるところから「昼神」と呼ばれるようになったとも伝えられているのだとか。

甘味処で一服

長閑な田舎道です

暑いので涼を求めて喫茶店へ。さっき冷たいものを食べたばかりですが、外は暑くてかないません。

石苔亭いしだ

2日目の宿は石苔亭いしだ

奥にあるのは能舞台で、夜になると和太鼓や三味線、尺八や能などの地元信州の伝統芸能の公演があります。この日は二胡の演奏を聴くことができました。

館内

部屋

離れに風呂がある、なんともいい部屋でした。

夕食

翌日も朝市がやっていたので、朝食前に出かけます。

獲れたてのとうもろこしは絶品でした。

朝食は31膳と呼ばれるいしだの名物料理。29の小皿料理にご飯とお味噌汁が付いて、31膳となります。
見た目も栄養バランも良い、贅沢な朝食です。

こちらも楽天トラベルのリンクを貼っておきます。

楽天トラベル:昼神温泉 石苔亭いしだ

2泊3日昼神温泉でのんびりして、東京に帰ります。

泊まった旅館はどちらもよくいい宿でしたが、旅館から星空ツアーや舟下りのバスが出ているのが便利でした。空気が綺麗で自然豊かな場所で休暇にはとてもいい場所です。

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