【まとめ】電車で旅をした理由と電車で旅をするメリット・デメリット

日本一周まとめ

今回は、旅の移動手段を電車にした理由を書いてみます。日本一周の旅をしたいと思っている人の中には、電車は費用が高くなるのではないか、自転車の方がコスパがいいのではないか、と考えている人もいるかと思います。日本一周をする際に移動手段はネックになります。

そんな人の参考になればと思い、自分がなんで電車で移動することにしたのか、その経緯と個人的に思う電車のメリット・デメリットを書いてみたいと思います。文が長くなってしまったので、目次から気になる所だけ拾って読んでいただけたらと思います。

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旅の移動手段に電車を選んだ理由

旅の動機で、「子供の頃からの夢だったから電車で旅をした」と書いていますが、当初は自転車で旅をするつもりでした。半年かけて海岸線沿いを時計周りに自転車で走り、道の駅やキャンプ場、ライダーハウスに泊まろうと思っていました。

自転車で旅をする魅力は、なんといっても自分の力で旅をするところでしょう。自分の力一つでペダルを漕いで進み、ご飯を作り、テントを張って寝ます。大変な分、充実感や達成感がひとしお大きく、どうせやるならそれくらいのことをしてみたい、と思っていました。やりがいの感じない仕事に追われていた時、まずそこに惹かれました。

自転車で旅をする魅力のもう一つは、素晴らしい景色を楽しめるというところでしょう。電車やバスで行くにはアクセスの悪い海や山、渓流や渓谷、鍾乳洞や城など、自転車なら時間がかかりますが、お金をかけることなく観に行くことができます。

仕事に疲れて、充電がてら1年くらい旅にでも出ようかと考えた時に、自転車で日本一周をしている人のブログを発見しました。旅をしている人のブログを何気なく探していたら、自転車で日本を旅する人が毎年結構いることを知り、面白くていくつかのサイトを毎日見ていました。2013年でしたが、この頃の自転車日本一周のブログは個性的な人が多く、とても面白いものでした。今でもたまに見ますが、やはり何度見ても面白いです。

そんなブログに影響されて、自分も自転車で旅をすることに決めました。職場には退職の意志を伝え、自転車日本一周の旅の準備を始めました。しかし、いろいろなことがあり、仕事をすんなりと辞めることができませんでした。予想外のことが起き、自分の意志が弱かったのもあり、それから1年半も続けることになったのです。この時、スパッと辞められていたら、自転車で旅をしていたと思います。

仕事を辞めそびれて、旅のことを考える時間が増えたことで、次第に電車もありだなと思うようになりました。動機のところで書きましたが、青春18きっぷを使って電車で旅をするのは子供の頃からの夢でした。電車で日本一周している人のブログもあまりありません(2015年当時は)。どうせなら、人とは少し違うことをしてみるのもいいなと思いました。お金の面でも、仕事を予定よりも1年半続けることになり、旅の資金に余裕ができました。

2015年電車日本一周の時のもの

日本一周の旅をしている人のブログを見てみると、自動車、バイク、自転車、徒歩、と移動手段は様々です。いろいろな手段がありますが、どの手段をとっても、見たいもの全てを見て、行きたい場所全てに行くことは、そうできることではありません。車なら行きたい場所を取りこぼさずに回れそうな気がしますが、夏に大々的にやっている有名なお祭りや花火大会なんかは、全て見ることはできないと思います。

例えば、8月上旬にある長岡の花火大会に行って、秋田の竿燈まつり、青森のねぶた祭、仙台七夕まつり、山形花笠まつりを全部見る。お盆には岐阜の郡上踊りに徳島阿波踊り、諏訪湖花火大会を見て三重県鬼ヶ城の熊野花火大会を見る。8月の後半には永平寺大燈篭流し九頭竜フェスティバルを見て、秋田の大曲の花火に行く。と、そんなことは到底できるものではありません。

旅の目的を決めて、やりたいことを一つに絞らざるを得ません。仕事を続けながら、自分は旅で何をしていのか考え、それを決めてから旅の行程を決めることにしました。動機で書きましたが、自分の生まれた日本のことをもっと知りたいと思うようになったので、それが旅の目的になりました。その土地の歴史や文化を知りたかったので、博物館や資料館などの、何か知識を得られそうな場所に行くことにしなりました。

博物館や資料館にできるだけ寄るには、電車の方が都合がいいように思えました。新しく知ったことや調べたいと思ったことをメモにしたり、まとめたり、読み返す時間も欲しいと思いましたし、旅の合間に本も読みたいと思いました。電車なら移動の時や乗り換えを待つ時に、それらをできるなと思いました。そういった理由で電車で旅をすることになりました。

メリット

次に、実際旅をしてみて体感した、電車で旅をすることのメリットとデメリットを書いてみます。

旅中のメリット

身軽

2015年電車日本一周の時のもの

まず一つ目は、身軽なことです。旅をしていて電車にして良かったと何度も思いましたが、移動が楽です。リュック一つあればどこにでも行けますし、そのリュックも駅のコインロッカーに預けてしまえば、さらに身軽になります。バイクや自転車なら、積んでいる荷物が盗まれないか気になりますが、電車の旅ならその心配もありません。

旅を中断するリスクが少ない

2015年電車日本一周の時のもの

二つ目は、旅を中断したり、最悪旅を断念せざるを得ない状況を極力避けることができるという点です。バイクならエンジントラブルやガス欠、オイル漏れなどで旅が中断する恐れがあります。自転車なら、スポークが折れたりキャリアやブレーキが故障したり消耗することがあり得ます。事故や転倒の恐れがありますし、乗っている物が人気のない場所で故障する可能性もあります。その怖さがないところが、電車で移動する場合のメリットでもあります。精神的に気楽です。

体力を消費しない

三つ目のメリットは、移動に体力を使わないことです。実際に旅をして驚いたのですが、車内は快適でした。冷房が効いていますし、学校が休みというのもあって学生が少なく、さほどうるさくもありませんでした(お盆休みの期間や土日の週末は混雑しますが)。涼しい所で体を休めることができるので、旅を続けるうえで体力を消耗することがありません。

自転車やバイクなら体力を消耗しますが(バイクは風が体に当たるので予想以上に疲れるらしいです)、電車なら体力を温存したり回復させることができます。移動中に眠くなったり、注意散漫になって事故を起こすリスクもありません。晴れた日に強い日射しを受けて移動することがありませんし、天気の悪い日に雨風に当たって移動することもありません。心配性の自分には、これは安心できるものでした。

移動中の時間を有意義に使える

2015年電車日本一周の時のもの

移動中は自由な時間が持てる。これは電車で移動するメリットの中でも大きなものです。旅の最中は、電車で移動している時は予定の確認に追われてましたが、旅の行程をキツキツにしなければ、かなり時間を作ることができます。電車での移動が多い日や予定の少ない日は、電車で自由な時間を持つことができます。

そんな時は、疲れていたら睡眠時間を確保できますし、日記を書いたり気になることをメモしておくこともできます。を読んだり、音楽を聴くこともできます。何なら、ご飯を済ませたり、お酒を飲んでくつろがこともできます(抵抗がなければですが)。

移動しながら、やりたいことができるので、二つのタスクを並行して行うことができるともいえます、大袈裟な言い方をすると。旅に慣れていくうちに、次第に移動時間を有効に使えるようになりますし、予定の少ない東北や北海道での旅の時は、かなり車内での時間を作ることができました。これは日記やメモを書くのにかなり助かりました。自転車やバイクだと運転しないといけないので、移動中にそういったことはできません。

移動期間が少なくて済む=お金がかからない

電車の旅は、旅の期間が短く済むというメリットもあります。どうせ旅をするなら半年から1年以上は続けたいという気持ちは分かりますが、旅が長引けばそれだけお金もかかります。青春18きっぷなどのお得な切符を使っての旅なら、できて70日くらいなので、荷物の準備を含めても3ヶ月でやりきることができます。それだけ旅の費用が抑えられるともいえます。

自転車なら半年は旅をするかと思います。4月~10月の間に旅に出るパターンが多いかと思いますが、電車と比べると2~3倍の長さになるので1日の出費を抑えてもトータルでは大きな金額になります。家を空けている間も家賃を払うとなると、必ずしも自転車の方が安いとはいえません。

実際に旅をしてみて、個人的には2カ月もあれば十分でした。当初は3ヶ月は旅をしたいと思っていましたが、2ヶ月で満腹になりました。旅をしていると、自然に他の観光地との比較をするようになるので、予定していた神社やお寺、お城や自然の景色などが他の所と同じような場所だと感じると、わざわざ行かなくてもいいかと思うようになります。個性的な観光地や歴史のある観光地など、特別な場所以外は別に行かなくてもいいかと思うようになり、当初予定していた観光地を削るようになりました。

全国の酒蔵巡りや美味しいものを食べ歩く旅なら2カ月では足りないのでしょう。また旅がきっかけで日本の文化や歴史に興味を持つようになった現在(2021年)では、行きたい場所が増えたので2カ月では足りません。ですが、大して日本のことを知らず、とりあえず全国旅してみようといった感じだった当初の旅のスタイルでは、2カ月もあれば十分でした。厳密には1ヵ月半で満腹であとはうんざりしました。

バスに乗れる

2015年電車日本一周の時のもの 青森県奥入瀬渓流に向かうバス

少し話がずれますが番外編です。旅では観光名所にバスで行くことが結構ありましたが、これが個人的にはいい体験でした。観光地向けのバスに乗ると、車内アナウンスで観光名所の説明が流れます。その土地の歴史や名産品、その場所が昔はどんな場所だったのかなどを聞くことができるのですが、これは自分にとっては大変ありがたいものでした。

知らないことを知ることができますし、事前に調べて知っていても説明を聞くことでより理解が深まります。観光名所に向かう車内でその場所の説明を聞くことができるので、現地に着いてからその場所をある程度知ったうえで見て回ることができ、現地でより楽しむことができます。

自転車やバイクで移動していれば、わざわざバスに乗ることはないでしょう。観光地向けのバスに乗って車内で観光地の説明を聞くことができたのも、電車で旅をしたからです。そういう意味では電車旅のメリットともいえます。

旅の準備のメリット

準備する物が少ない(お金がかからない)

旅の準備をする時のことになりますが、電車で移動するとなると、いろいろと買う必要がありません。この辺のことも少し書いておきましょう。

移動道具への投資が必要ない

まず、自分が乗る物を買う必要がありません。自転車やバイクを買う必要がありません。自転車なら、バッグやバッグを載せるキャリア、チューブやサイクルメーター、パンクやちょっとした不具合を直す工具などを揃える必要があります。バイクでもキャリアやネット、チューブ、工具などを買う必要があります。

大体自転車なら25万円くらいでしょうか。10万~15万円の自転車を買った場合ですが。バイクなら、バイクを買う必要がなければ格段に安くなりますし、新しく買うならもっとかかります。

宿泊ツールへの投資も要らない

テントやライト(ランタン)、マットやシュラフを買う必要がありませんし、バーナーやガス、フライパンや鍋などの自炊道具を買う必要もありせん。それらを揃えるとなると、大体テント用品で3万~4万円、自炊道具で1万~2万円くらいはかかるのではないでしょうか。

買って旅で使えば、その後もキャンプしに行ったり使う機会があるとは思いますが、元来面倒臭がりでメンテをしない性格なので、自分には買う必要がありませんでした。震災や水害などの災害時を考えたら、持っているに越したことがないとは思いますが。

デメリット

電車で移動するメリットを書いてきましたが、今度はデメリットを書いてみます。

行動範囲が縛られる

2015年電車日本一周の時のもの 岩手県猊鼻渓駅の時刻表

まずは、行動範囲が狭い、これです。日本には魅力的な場所が沢山ありますが、電車でのアクセスが悪い所が少なくありません。最寄り駅に行くまでに電車の本数が少なかったり、最寄り駅に着いてもそこから出るバスが少ない、なんてことも珍しくありません。

1日かけてもその場所に行って帰ってくるだけで、他の場所に進めないなんてことになるので、行くのを諦めた場所は沢山あります。自転車やバイクなら、旅のルートに組み込むことができますが、電車では都合がつかず勝手が悪いものになります。

時間に縛られる

2015年電車日本一周の時のもの 四国にて

次に、時間を常に気にしないといけないという問題もあります。電車やバスの時間に行動を合わせないといけません。行った先が思いのほか見所が沢山あってもっと観たいと思っても、電車やバスに乗り遅れることはできないので切り上げないといけません。博物館やお土産屋もそうです。

また、バスが駅に着くのが遅れて電車に乗る時間がギリギリの時は、走らないといけません。こういう時に辛いのは、青春18きっぷは駅員さんに見せないといけないところです。北海道&東日本パスなら自動改札機に通すことができるので、ICカードと同じように改札を時間をかけずに通過することができますが、18きっぷはそうはいきません。

ぱっと見せてさっと通り過ぎると明らかに怪しまれますし、駅員さんが他の人に対応していて待たなければいけないこともあります。そんな時は大きなリュックを背負って階段を駆け抜けないといけませんし、気が気でありません。乗ってしまえば移動中のメリットは沢山ありますが、乗り継ぎがすんなりとできるのか注意しないといけない、というストレスというのか、煩(わずら)わしさがあります。

お金がかかる気がする

そしてお金がかかる。これも大きなデメリットです。1日1万円かかるのは抵抗があるかと思います。前述の通り、見方を変えると電車の旅が自転車やバイクの旅よりも高いことにはならないのですが、「1日にかかる金額」として見ると、高いことになります。

青春18きっぷの切符代やネットカフェでの宿泊費を払うくらいなら、自力で移動して寝泊まりしてより多くの日数を旅したほうがいい、という気持ちも分かります。そういう意見からすれば、電車での旅は高いというデメリットがあります。

時間をうまく使えない

2015年電車日本一周の時のもの

これは乗車中のことではなく、駅のホームでの話です。毎度のことではありませんが、電車の旅では時間をうまく使えないこともあります。乗り継ぎがスムーズにいかず、時間を無駄にしてしまうことがあります。

電車を待つ間は、本来有意義に時間を使えるものです。電車に乗っている時と同じように、予定の確認をしたり気になることを調べたり、メモをとったり日記を書いたりと、やりたいことが捗(はかど)りありがたい時間です。

ですがそれは、ある程度都会の駅での話で、田舎では勝手が違います。田舎の駅には待合室に冷房がない所が珍しくはありません(利用者がいないので当然なのですが)。待合室は風の通りがなく蒸していて、駅のホームの方がまだ風があって涼しい、なんて場所があります。駅のホームにある待合室も、風がなくもわっとしています。涼しい風を求めてホームに出ると、屋根が無いものですから、陽を直に受けることになります。かといって待合室にいると蒸し風呂にいるようなものです。

待合室だろうが駅のホームだろうが、そんな所では本を読んだり日記を書いたり、何か調べ事をしたりなど、暑くて到底できません。とはいえ、乗り継ぎが悪いとそういう場所で時間を過ごさないといけないので、そんな時は時間を無駄にしてしまいます。何もするにも非常に効率が悪く、かといって考え事をするような環境でもありません。

毎度あることではありませんが、電車で旅をするデメリットともいえます。日本一周の旅では九州や東北でこういう状況が結構ありました。そんな時は大抵、缶ビールを飲んでまったりして、ただただ時間が流れるのを待つことになります。とても時間を有効に使っているとはいえません。

長時間の乗車にまいる

2015年電車日本一周の時のもの うんざりした北海道

駅で時間を無駄にしてしまうことがあれば、電車に乗っている時に無駄な時間を過ごしてしまうこともあります。東北・北海道の旅の時がそうでした。何もする気が起きず、旅を楽しめず、ただただ電車で移動するだけの日がありました。

アクセスが悪いので1日電車で移動しても、立ち寄って観光するのが1ヵ所だけという日がありました。北海道では1日移動だけの日もありました。朝から夕方まで、12時間以上電車に乗って移動するだけの日は、想像以上につまらないものです。

旅の計画段階では暇な時間はあればあるほど、本が読めるからいいと思っていました。気分転換にもなりますし。それは旅の前半なら良かったのですが、後半は辛いものがありました。旅に慣れてしまい電車に乗ることが新鮮ではありませんし、自然豊かな景色を窓から眺めても感動しなくなります。

近畿・四国・中国・九州に比べると、東北や北海道は今一つ見所に欠ける観光地です(あくまで自分が選んだ場所のことで、東北や北海道の旅を悪く言っているのではありません)。それほど魅力のない所に、せっかくだからということで長い時間をかけて観に行き、そしてまた寝床まで電車に乗り、一日が終わる。そんな行程だったので、うんざりしました。

そんな訳で、1日電車で移動することが数日あったのですが、これは心身ともに参ります。やっつけられます。体の面では、まず、お尻(尾てい骨)が痛くなります。そして、姿勢が段々と崩れていき変な姿勢でずっと座るようになるので、変な痛みが出てきます。車内にはほとんど誰も人がいないので、人の目を気にすることがなく、自然と姿勢が崩れていきます。

精神的には、目的がないので荒(すさ)んでいきます。目的地に対していまいち興味が持てないので、調べる気にもなりませんし、先の行程を考えれば考えるほど「明日も今日みたいな感じか」と気分が上がりません。

姿勢が悪くなると集中できなくなりますし、気持ちが塞(ふさ)がってしまうと体もそれに釣られてしまいます。悪循環に陥ります。

ということで、実体験としてそういうことがあったので、電車で移動することのデメリットに挙げてみました。実際は、旅の行程を変えたり、他に楽しみを見つければ解決すると思います。忙しい仕事から解放されたばかりの頃なら、東北・北海道の延々と電車に乗る旅は楽しいと思います。また、食べ歩きのように、食やお酒を楽しむ旅にするのであれば、それも楽しくなるはずです。車内で駅弁を食べたりクラフトビールや地酒を飲んで、日頃の疲れを癒すのもいいのでしょう。

以上、旅をする時に電車で移動するメリットとデメリットでした。

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