柴又帝釈天を堪能した後は、近くにある日本庭園が有名な山本亭へ向かいます。
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山本亭までの距離は350mほど、歩いて数分です。
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近くには江戸川があり、矢切の渡しを体験することができます。片道200円で対岸に行くことができるようで、江戸時代初期に江戸川に設けられた渡しで現在残されているのはここの一ヵ所のようです。
また、寅さん記念館や山田洋次ミュージアムもあります。
山本亭の入口に着きました。
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長屋門という、洋風を取り入れた門です。大正時代の建築です。
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裏庭には作物らしきものが育てられています。
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池や芝生
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防空壕の跡
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建物の入口です。
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入口近くにも門があります。
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こちらの方が和の雰囲気があります。
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それでは中に入ってみます。
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山本亭
アメリカの日本庭園専門誌『数寄屋リビングマガジン』で常に7位以内にランクインする、海外でも知られている日本庭園。大正末期に建てられた、趣のある書院造に西洋建築を取り入れた和洋折衷の建築。カメラ部品メーカーの創立者、山本栄之助の住居で、当時は洋風建築を取り入れることが富裕層の間で流行しており、大正15年から昭和5年までに増改築が重ねられた。昭和63年に葛飾区が買い取り、平成3年4月から一般公開されている。
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入場料は100円。かなり良心的な値段です。
隣には寅さん記念館があるのですが、そことの共通券にすると50円引きになります(寅さん記念館は入場料500円、セットで買うと600円が550円になります)。
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人力車や甕も観ることができます。
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広い敷地ではありませんが、見応えのある建物・庭園です。
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アメリカの雑誌のランキングでは、2016年に3位になっています(1位は島根県の足立美術館で、こちらは18年連続1位の常連です)。
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池泉・築山・滝などを設けた典型的な書院庭園ということですが、敷地が広くない分コンパクトにまとまっていて、日本庭園を理解しやすいのでしょう。
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庭に降りることはできないので、縁側や部屋から眺めるかたちとなります。
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内部の造りも国外からの評価が高いらしく、ガラス製ペンダント照明を用いた昭和初期独特の洋風建築を取り入れているところが特徴なのだそうです。
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格子や欄間にもこだわりが感じられます。
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この日も外国人観光客が数組いて、写真を撮っていました。調べるまでは知りませんでしたが、海外でも知られている庭園なのですね。
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ガラス窓の縁側は、大正から昭和初期の富裕層のステータスだったようです。冬でも外の景色を楽しめるのが、何と言っても贅沢だったようです。
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庭の反対側には床の間が
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せっかくなのでお茶をいただきます。喫茶セット600円。
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メニューには冷えた抹茶やコーヒーもあります。
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なんとも贅沢な時間です。
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いつの間にか人がいなくなったと思ったら、雨が降ってきました。
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雨音を聞きながら庭園を眺めるのも、風情があります。
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前回、高尾駒木野庭園に行った時も雨でしたが、こういう場所は雨の日は穴場なのかもしれません。
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山本亭を観た後は、帝釈天参道を戻り柴又駅に戻ります。
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提灯が濡れた路面に映り、いい雰囲気です。
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柴又駅からは京成線に乗ってこれから京成立石駅に向かいます。柴又とはここでお別れとなります。
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柴又帝釈天の彫刻ギャラリーや邃渓園(すいけいえん)、山本亭は評判通りの素晴らしい所でした。お年寄りの街というイメージがあり敬遠していましたが、歩いてみたらそんなことはまったくなく、楽しめました。和のものを見るのが好きな人にはおすすめの散策地です。
時間があれば矢切の渡しで舟に乗ったり、寅さん記念館やハイカラ横丁、山田洋次ミュージアムに立ち寄るのもよいかと思います。
参道で団子や煎餅の食べ歩きをしたり、川魚料理やてんぷらを食べるのもおすすめです。
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