夏の東伊豆2泊3日の旅行 伊豆稲取浜の湯旅館と河津七滝の運龍に宿泊

静岡県
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伊豆稲取へ

2011年の夏に東伊豆に2泊3日の旅行をしました。1日目は伊豆稲取の食べるお宿 浜の湯旅館に泊まり、2日目は河津の運龍という旅館に宿泊しました。今回の記事では二つの旅館と伊豆名物の金目鯛、河津の七滝を紹介します。

東京からのアクセスはよく、東京駅から踊り子号で2時間半ほどです。新幹線でも行けますが熱海駅で乗り換えがあるので、踊り子号の方が楽です。車内で駅弁とビールを楽しみながら夏休みの解放感を味わっていると、丁度いい頃に伊豆稲取駅に着きます。

伊豆稲取駅

金目鯛の特産地として知られています。稲取は金目鯛の漁獲量が日本一、下田は水揚げ量が日本一と東伊豆は金目鯛の有名な産地です。特に稲取で獲れた金目鯛は「地キンメ」「稲取キンメ」と呼ばれ、脂のノリが極上であることで知られています。

稲取はつるし雛祭りも有名で、雛のつるし飾り発祥の地といわれています。ひな祭りの期間になると神社などで華やかな雛のつるし飾りを見ることができ、端午の節句の期間には鯉や柏餅などをかたどった吊るし飾りが見られる「端午の福祭り」が開催されます。

食べるお宿 浜の湯

伊豆稲取駅から送迎バスで浜の湯旅館へ。

「食べるお宿」というだけあり、食べきれないほどの海の幸が朝夕の食事に出る旅館ですが、海を一望できる部屋や屋上の展望露天風呂も楽しめる旅館です。

晩御飯

ボリュームの多さが有名な夕食は、食べきれない量の海の幸が出されます。お昼ご飯を控えて行くのがおすすめです。

船盛

浜の湯名物の金目鯛の姿煮

大皿に乗った金目鯛は肉厚で脂の乗った贅沢な一品です。味付けを濃くして醤油ベースで甘辛く煮込むのが、この旅館の味の特徴なのだそうです。

伊豆半島には主に3種類の金目鯛がいて、地金目(ジキンメ)、島金目、沖金目がいますが、その中でも一番脂の乗りが多く味が濃く、金目鯛では最上級のブランドである地金目なのだそうです。都内のスーパーでも大振りの金目鯛を見かけることがありますが、地金目はなかなか売ってないのではないでしょうか。貴重な体験ができました。

デザート

夕食は他にも小鉢や釜飯が出て、なんとか食べきれたほどの量でした。女性の方は年配の方は量が多過ぎるくらい、ボリュームのある嬉しい夕食です。

朝食

一晩明けて朝食。夕飯が多かっただけにお腹は空いていませんが、焼き魚に漬物、伊勢海老の味噌汁に種類豊富な小鉢と食べ応えのある量です。

そして船盛も。

大振りの金目鯛の刺身にアジやイカなどの刺身。朝から贅沢です。一般的には金目鯛の旬は脂の乗っている冬といわれますが、5月末から8月の間も産卵期にあたり全身に脂の乗っている金目鯛が獲れ、美味しい時期なのだそうです。

旅館の周辺

海が近いので朝食前後の散歩がおすすめです。

天気がよいと海から朝日が昇るのを見ることができます。正月になるとこの通りに初日の出を見に地元の方が集まるそうで、初日の出のスポットなのだろうです。

浜の湯の感想

量も質もいい豪華な食事を朝食楽しめる旅館です。海の幸をたくさん食べたい人にはうってつけの旅館です。食事だけではなく、海を見渡せる最上階の露天風呂も最高でしたし、部屋から眺める景色も最高でした。晴れた日には朝日が昇るのを部屋から観ることができますし、旅館を出て海の近くを散歩することもできます。日々の疲れを癒すにはおすすめの旅館です。

旅館のスタッフの方の対応もよく、いい旅館だったので2019年に再訪しました。この記事よりも写真が多く載っていますので、こちらも見てみてください。日の出の写真もあります。

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河津の七滝

食べるお宿 浜の湯をチェックアウトした後は、伊豆稲取駅から伊豆急行に乗って河津駅に移動します。伊豆稲取駅からは下田方面に2つ目の駅。河津駅からバスに20分ほど乗り、水垂というバス停で降ります。

ここから「河津七滝めぐり」という、歩いて片道約1時間の散策コースを歩いていきます。
「七滝」は「ななだる」と読みます。

釜滝

真夏ですが、木陰と滝から出る霧のお陰で涼しく感じます。

えび滝

蛇滝

岩肌が蛇のうろこに似ているからでしょうか。

歩道が整備されているので、川の流れる音を楽しみながら気楽に歩くことができます。

初景滝

伊豆の踊子の像

ここが小説の舞台になっているという訳ではないようです。『伊豆の踊子』は川端康成が19歳の時に伊豆を旅行した時の実体験を基にしているといわれていますが、作者がこの地に来たのかも不明です。

願い石

三回小石を投げ、一個でも岩に乗せることができれば願いが叶うのだとか。

気になる看板

初景滝からカニ滝に行く途中にあります。写真の奥にある「肉月」というのは、美術館のようです。

伊豆はニューサマーも特産品として知られています。

かに滝

写真を撮り忘れましたが、二つの滝がぶつかる出会い滝があります。

散策コースにはカフェや食事処があり観光地として整備されているので、天気のいい日はのんびりと過ごすのもいいのかと思います。河津駅からバスで向かう途中には河津七滝ループ橋を渡ることになり、二重らせんの高架橋も見所の一つです。

そして7番目の大滝に向かいます。

終点の大滝

七滝を見た後は今晩の宿、運龍に入ります。

運龍

山に囲まれた静かな旅館です。

広大な敷地のある数寄屋造りの宿で、日本庭園や裏山があり散歩も楽しめます。

部屋

二階にある和室の部屋です。

山に囲まれた静かな場所です。

足湯

露天風呂

寝湯のスペースもあります。

川のせせらぎを聞きながらのんびりできます。

日替わりで1階の露天風呂も利用できますが、1階の温泉は川のそばにあり、素晴らしい露天風呂でした。お湯に浸かりながら川の流れを間近に見たり、川の流れる音をより身近に聞くことができ、自然に癒されるいい温泉でした。

休憩所

夕食前のスパークリングワイン

いい眺めです。夕食後にはコーヒーを飲んでくつろぐこともできます。

夕飯

秋を感じさせる趣のある料理が運ばれてきます。

牛肉とトマトの鍋

シンプルなのにトマトの程よい酸味が牛肉や豆腐に合って、上品な味でした。

川魚の笹蒸し

当時は興味がなかったのですが、味噌にもこだわりがあった気がします。

イチジクの揚げ物

〆のご飯

食後のコーヒー

朝の散歩

山に囲まれた静かな場所なので、朝の散歩にはうってつけです。

旅館の敷地内の庭に山があり散歩できるのですが、結構な傾斜だったので外を歩くことにしました。
足腰の強い人や体力のある人は、旅館内の小道で散歩するのもいいかと思います。

昔の橋でしょうか。

昨日散策した七滝の近く

天城はわさびと猪料理が有名なようです。

朝食

運龍の感想

いい旅館でした。テラスの足湯に浸かりながら静かな山々を眺めたり、日本庭園を見下ろしたりして寛げました。休憩処も良かったですし、1階にある川沿いの露天風呂も素晴らしい温泉でした。日々の疲れを癒すのにいい静かな場所です。

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