【旅31日目】「日本一のスナバ」鳥取砂丘へ

日本一周

鳥取駅の近くにあるネットカフェで朝を迎えます。旅31日目は鳥取砂丘に行き、京都に移動します。当初の予定では福井駅に行くつもりでしたが、台風の影響で小浜駅-敦賀駅が運休となり京都駅に行く羽目になりました。今回も紹介するのは鳥取砂丘の1ヵ所だけです。

それでは本日の行程です。

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31日目の行程

8:25鳥取駅発(バスで鳥取砂丘へ)
8:50鳥取砂丘着

8:55鳥取砂丘

9:40鳥取砂丘発
10:04鳥取駅着

11:20鳥取駅発
15:07綾部駅着

16:10綾部駅発
16:41東舞鶴駅着

台風接近のため小浜駅-敦賀駅は運休で、小浜駅までしか行けないため折り返す

17:02東舞鶴駅発 
17:30綾部駅着   

18:16綾部駅発
19:59京都駅着

21:00京都河原町のネットカフェで一泊

7時半にネットカフェを出ます。泊ったドロシーというネットカフェは、深夜パックを利用した人は1000円まで食事が無料で食べられるサービスがあり、助かりました。人気のお店のようで、席はマット席が空いてなくてリクライニングソファーの部屋でしたが、リクライニングでも意外によく寝ることができました。

さて、鳥取駅のコインロッカーに荷物を預けて駅蕎麦を食べます。

砂丘蕎麦が名物ということで頼んでみます。あごちくわ(飛魚のちくわ)が入っている蕎麦で、出汁が効いていてあっさりしていました。つゆは高知のけずり節と日高の昆布でとった自家製の出汁を使っているそうです。

8:25のバスで砂丘へ向かいます。30分300円。バスから駅の近くにあるシャッター街が見えます。
昨日コインランドリーに行く時にも見ましたが、大きな駅なのにほとんどの店が閉まっています。バスでは砂丘の説明を聞くことができました。

9時前に鳥取砂丘に到着です。

鳥取砂丘

台風が近づいているため曇り空です。

駐車場から階段を上がって砂丘の入り口に行きます。

見えてきました。

期待していませんでしたが素晴らしい景色です。

広大な砂丘に圧倒されます。

雄大な景色です。

砂丘を登っていきます。

意外と急な斜面です。

丘に登ると、海が見渡せます。

台風が近づいていて風が強く小雨が横なぐりに吹き付けてきます。そんな天候ですが丘からの景色は絶景です。

曇っていますが、実際は写真よりも空や海は明るく綺麗な景色です。

海も単一の色ではなく2つの色が重なっているのがまたよくて、晴れていたらまた違った色を楽しめるのでしょう。

丘から見た駐車場

写真の奥の砂丘を登っている人を見れば、斜面の急な様子が分かるかと思います。

素晴らしい景色でしたが、強風と小雨の中ず~っと砂や海を見ていられる訳もなく、駐車場に戻ります。奥の建物にはお土産屋と食事処があります。

お土産屋ではらっきょうと20世紀梨の商品が多かったです。鳥取県の特産品といえば、松葉ガニや岩ガキ、ハタハタも有名です。そういった食べものの加工品も売っていました。

鳥取県では三仏寺(さんぶつじ)も有名です。断崖絶壁の岩の窪みに建てられた投入堂(なげいれどう)は、いつ誰がどうやって建てたのか分かっていません。懸崖(けんがい)造りという昔の高い建築技術を目の当たりにできるのですが、鎖場のある崖をよじ登って行かないと辿りつけない、険しい場所です。登るのに往復2時間近くかかるらしく、しかも滑落による死亡事故が過去に何度も起きているので、行くのは辞めることにしました。懸崖(けんがい)造りを間近で見たり、修験道の一部歩いて死と隣り合わせの修行というものを体感できる場所なので、わざわざ行ってみる価値はあるかと思います。せっかくの日本一周の旅なので行きたい気持ちは山々でしたが、嫌な予感がしたので辞めました。

9:40のバスで鳥取駅に戻ります。

10時過ぎに鳥取駅に着きますが、福井県に向かう電車は1時間以上先です。駅の近くにあるお土産屋や鳥取の工芸品を扱うお店を覗いて時間を潰します。

この時は知りませんでしたが、すなば珈琲というカフェが近くにありました。スタバに対抗して命名した自虐的なカフェとして知られています。2013年に隣の島根県松江にスタバがオープンすると、鳥取県は日本で唯一のスタバ未出店県になりました。その時に鳥取県知事が「鳥取にはスタバはないけど日本一のスナバがある」と発言し話題になりましたが、それに由来したというのか、あやかったというのか、そんなタイミングでできたカフェです。

電車の時間が近づいたので、鳥取駅の改札に入ります。鳥取駅構内には大きなしゃんしゃん傘が飾られています。しゃんしゃん祭りで使われる傘(右下が実物大)を大きくしたものです。

しゃんしゃん祭りとは、毎年8月に行われる祭りで、4千人の踊子が一斉に傘を手に踊るお祭りです。傘の内側の骨には鈴が取り付けられていれ、踊りの要所で「しゃんしゃん」と鈴の音が響くようになっています。市街地の温泉の「湯がしゃんしゃん沸く」意味もかけられていて、しゃんしゃん祭りといわれています。

中心の白い和紙は雨乞いの祈願を、中心の赤と金は「賑わい」と「傘踊りの華やかさが輪となり一つになる」ことを、ひし形の銀は魚が飛び跳ねている様子を表しているようです。ひし形の銀の下にある青は日本海を、外側の赤と白は砂丘を表しているのだそうです。

11:20の電車で浜坂行きに乗ります。

ここから約8時間半かけて電車で移動し、20時前に福井駅に着く予定です。

鳥取駅と豊岡駅の間にある餘部駅。「あまるべ」と読みます。台風が近づいていて空はどんよりとしています。車窓からは少し波が高いように見えます。この時は台風が近づいているとはいえ、まだ九州にも来ていないので別段気に留めることもなく、ちょっと波が高いなと思うくらいでした。

前日の記事で書き忘れたのですが、島根県にある足立美術館に行くのも今回の旅では断念しました。島根県と鳥取県の境にある安来駅からバスで行けるのですが、世界的にも有名な庭園です。米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」という雑誌による庭園ランキングで、日本一になったことで知られる庭園です。2019年のランキングでも日本一になり、17年連続で日本一に選ばれています。そんな庭園に行ってみたかったのですが、どうしても旅の行程に収まらず諦めました。

15時過ぎに綾部駅に着き、次の電車まで1時間待たねばならないので改札を出て外に出ます。スーパーでご当地のものを探したり、郵便局で溜まったお土産をゆうパックで送ったりします。16時過ぎに綾部駅から電車に30分乗り、東舞鶴駅に到着です。ここから1時間半近くかけて敦賀駅に向かおうとしたら、電車が途中の小浜駅までの運行となってしまいました。台風による強風の影響で運休になっているのです。

日本海沿いに電車で移動したかったのでとりあえず行ける所の小浜駅まで行き、そこで泊まろうと考えましたがネットカフェがないので止めます。仕方ないので来た道を戻り綾部駅まで行き、そこから京都駅に向かうことにしました。京都駅なら泊まったことがあるので土地勘がありますし、都会なのでどこからし泊まれる場所は確保できます。

そんな訳で、また30分電車に乗って綾部駅に戻り、そこで更に1時間電車を待って、京都駅に向かいます。台風による強風で電車が運休するといっても、台風からは大分離れているので腑に落ちませんが、いいように解釈するしかありません。京都まで戻れば明日以降の予定にそれほど影響がなく旅を続けることができるということで、割り切ります。

それにしても島根県や鳥取県の小さな駅で立ち往生しなくて良かったです。もし数日前に長崎の九十九島を観光していたら予定がずれていました。先述の足立美術館に寄っていてもそうだったでしょう。もしかしたら、田舎の駅で台風が通り過ぎるのを待たなくてはならなくなっていたのかもしれません。そうならなくて本当に良かったです。

綾部駅から18:16の電車に乗り1時間40分ほど移動して、20時くらいに京都駅に到着します(写真は前回京都に来た時に撮ったものです)。京都駅からはバスに乗り河原町に降り、近くのネットカフェに入ります。慣れたもので、よく分からなかったバスも3回目となると難なく乗ってしまいました。

ネットカフェの向かいにある蕎麦屋で軽く食べて夕飯を済ませます。21時にネットカフェに入り、これにて本日の行程は終了です。

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