御岳山1泊2日の旅④奥多摩わさびと御岳渓谷の遊歩道

東京都

前回の続きです。バスでケーブル下のバス停からJR御嶽駅に戻ってきました。折角御岳まで来たので、帰りに昼ご飯を食べて渓谷を散歩することにします。

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JR御嶽駅から10分ほど歩いて隼という定食屋にやって来ました。

こちらで昼ごはんをいただきます。看板や暖簾から分かるように、山葵(わさび)を使った料理を提供しているお店です。

憩山荘で朝食を食べてきたのでお腹は空いていませんでしたが、どうしても食べてみたかったので立ち寄ることにしました。

こちらでは、奥多摩の山奥の畑で採った自家製山葵を使った料理を出しています。奥多摩は静岡と長野に次ぐわさびの産地として知られていて、奥多摩わさびは地元の名産品として知られています。

新鮮な山葵を自分ですりおろして食べる「わさび定食」が有名です。

注文するとわさびと鮫肌が運ばれてきて、料理ができるまで自分でわさびをすって待ちます。

少しすると、つんとしたわさびの香りが広がり、いい香りがします。香りはかなり強いです。粘りも結構強いかと。

すりおろすのに以外と時間がかかり、料理が運ばれてきました。

わさび定食 1000円くらいだったかと。

天ぷらやわさび漬けも付いてきます。

すりおろしたわさびに顔を近づけてみると、目が痛くなりました。

勝手な思い込みで天然ものは以外と味が薄いと思っていたので、ちょっと多めにおかかご飯に乗せて食べると、あまりの辛さに咳き込みそうになりました。香りに比例して辛さも十分あります。

ですが、少しだけ箸でつまんで食べてみると、みずみずしさとほのかな甘みが感じられ、辛くはなく美味しいです。日本酒や焼酎のあてにもいいのかと思います。

それにおかかと合います。

一口食べてから写真を撮っていないことに気づきこんな写真になってしまいましたが、途中でお湯かお茶を入れて、お茶漬けにするのもおすすめの食べ方のようです。

ご当地のものを食べることができて大満足でした。立ち寄って正解でした。

店内には生わさびも売っていました(写真の左の棚)。右の小さいものから100円、300円、500円と4種類ほどのサイズのものがありました。

御岳渓谷

さて、昼ご飯を食べた後は隣の沢井駅まで散歩します。

川沿いにある崖造りの家。それにしても凄い建ち方をしています。

伐採された山肌も気になります。

遊歩道は御嶽駅の近くから沢井駅の近くまで続いています。歩いて大体40分の散策ルートです。

歩いたのは10月下旬でしたが、蚊などの虫もいなくて歩きやすい季節でした。

遊歩道の各所にはベンチがあります。

綺麗な空気を吸って川の流れを聞いていると、とてもリラックスできます。

こんな所でご飯を食べるのも、いいですね。

橋を渡ると玉堂美術館があります。明治・大正・昭和期に活躍した日本画家の川合玉堂(かわい ぎょくどう)のファンの寄付により建てられた、石庭のある美術館です。川合玉堂は鵜飼の絵が特に知られていて、晩年の十数年はこの地青梅の御岳で過ごしたそうです。

あいにくの曇り空ですが、天気が良ければ歩くのが楽しくなる遊歩道です。

昨日のような天気なら、さぞかしきれいだったでしょう。昨日の写真です↓。

川の音を聞いたり、のんびり散歩するだけでも、わざわざ都心から来る価値があると思います。

ロッククライミングの練習場

天気がよくなくても、見とれてしまう御岳の川の水

天気や四季によって様々な「みどり」を映し出す場所です。

沢井駅寄りの遊歩道にはこんなものも

自家製梅干し

右からスダチ、みょうがの梅酢漬け、しその実塩漬け(「そのまま食べられます。ふりかけ、おにぎりに」、と書かれています)。

こういう地元で採れた食材を買うのも、散策の楽しみです。安く新鮮でご当地ものと、いいことずくめです。

沢井駅に近づいてきました。

澤乃井園

沢井駅の近くにある澤乃井園には、小澤酒造が造っている日本酒やビール、食事を楽しめる食事処があります。近くにある「ままごと屋」では豆腐やゆばの懐石を楽しめます。

右の階段の先には利き酒処があり、日本酒の利き酒を楽しめます。小澤酒造といえば、澤乃井が有名です。

階段の手前には、仕込み水も

利き酒処

数種類の日本酒と古酒・日本酒で造った梅酒を飲むことができます。酒蔵見学も事前に予約すれば参加できます。せっかくなので酒蔵を見学して利き酒を楽しもうかと迷いましたが、今回は予定が十分詰まっているので辞めました。後から思いましたが、コロナが蔓延する前に行っておけばよかったです…。

澤乃井園

以前(2011年)に一度来たことがありますが、いい所です。奥の席では渓流を眺めながら飲食できます。ビールや日本酒に合うつまみも充実していて、食事や一服におすすめのお店です。綺麗な水で作った冷やっこや酒饅頭、モツ煮が美味でした。

※写真は2011年7月の時のものです

当時は地ビールもあり、西国立ビールのアンバーエール(左)とクリームエール(右)が飲めたのですが、残念ながら2019年にブルワリーが閉業し、現在では飲めなくなってしまいました。

※写真は2011年7月の時のものです

以前来た時は新緑豊かな初夏の季節でしたが、週末には多くの人がいました。

※写真は2011年7月の時のものです

橋の先には寒山寺というお寺があり、少し上に上るとそこから御岳渓谷とこの橋が綺麗に見れるそうです。

※写真は2011年7月の時のものです

橋の上から見た澤乃井園。

※写真は2011年7月の時のものです

飲食もおすすめなので、散歩しやすい季節にはいい場所です。

さて、澤乃井園から沢井駅に向かう途中には、お酒を製造している大きなタンクが並ぶ道があります。

道路には澤乃井の看板が所々あります。

道路の模様や木の板の壁など、雰囲気のある通りになっています。

坂を上がると、JR青梅線の沢井駅に到着です。

確か無人駅

JR青梅線に乗って家に戻ることにします。

今回もいい旅でした。御岳渓谷の自然や御嶽神社の歴史にふれ、音威子府そばや刺身こんにゃく、奥多摩わさびなど、独特のものを食べることができました。御嶽駅周辺は都心からのアクセスも悪くはないので、天気のいい日にはいい行楽地なのではないかと思います。

ケーブル駅で買ったお土産の刺身こんにゃくと御嶽汁

刺身こんにゃくは宿で食べたものの方が断然美味しかったです。泊まる機会がある人は宿で買うのがおすすめです。御嶽汁は予想以上に美味しかったです。酒粕と味噌の味や香りもいいのですが、結構具材がしっかり入っていました。

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