2018年10月、東京都青梅市にある御岳山に行ってきました。都心からのアクセスがよく、行楽地として人気の場所です。日帰りで十分楽しめる場所ですが、せっかくなので御岳山にある民宿に一泊してみることにしました。写真が多く記事が長くなってしまったので、4回に分けています。この記事では御岳渓谷と御岳ケーブル、音威子府そばが有名な銀鈴という蕎麦屋を紹介します。
それでは本日の行程です。
1日目
11:00JR御嶽駅着
11:30銀鈴で蕎麦
12:00御岳渓谷を散策
13:00バスとケーブルカーで御岳山へ
13:30御岳山を散策
15:00憩山荘にチェックイン
JR御嶽駅
平日の11時、JR御嶽駅に到着します。
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気持ちのいい秋晴れです。天気に恵まれました。
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新宿から電車で約1時間20分。都心からそれほど遠くはありません。
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改札を出ます。
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駅はそれほど大きくはありません。写真の右にトイレがあり、階段を降りて右に進むと、御岳山に向かうバス停があります。
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信号を渡って駅の目の前にある橋を渡ります。
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時間があるので、昼ご飯を食べる前に橋の上からの景色を楽しみます。
奥多摩湖から流れる水は独特な綺麗な色をしています。
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反対側には川沿いに直角に立った建物が見えます。
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崖造りでしょうか。渓谷の崖に建てられています。
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奥には山々が広がります。いい景色です。
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初夏のGWや紅葉の季節もここからいい景色が眺められそうです。新緑や紅葉の景色もまた綺麗なのでしょう。
橋の上からの景色を楽しんだ後は、駅の方に戻り左に曲がり、昼ご飯を食べるお店へ向かいます。
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車の通りは平日でも結構あります。
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音威子府そばの店 ぎん鈴
駅から5分ほど歩くと、ぎん鈴というお蕎麦屋さんがあります。こちらで昼ご飯をいただきます。
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看板にあるように、音威子府(おといねっぷ)そばを提供しているお店です。音威子府そばとは、蕎麦の実を丸ごと挽いて作る蕎麦です。殻ごと挽くので蕎麦の実の濃厚な香りを楽しめる食べ応えのある蕎麦です。
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この記事を書いている2021年現在は東京の四谷にお店ができていますが、旅をした2018年の時点では都内で唯一の音威子府そばを食べられる店でした。
中に入ってみましょう。
旅館もやっている処らしいです。
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声をかけるとご主人に少し離れた食事処に案内されます。
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店内には色紙やロケの写真があります。
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いい部屋です。
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陽の当たる心地よさといい、青空と山々の景色といい何ともいい空間です。
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独り静かに部屋からの景色を眺めていると、注文した食事が来ました。
音威子府そばのざるとろろ、1100円。
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見た目が黒く、インパクトがあります。
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普通、蕎麦を挽く時には外皮の甘皮と呼ばれる殻を削りますが、こちらは殻のまま挽いているので蕎麦が黒くなっています。お米で喩えると、玄米どころか籾(もみ)のまま挽いて食べると言ったところでしょうか。
味の方は…
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最高です。
口に入れた途端、蕎麦の香りが半端なく広がります。
食べる前に匂いを嗅ぐだけでも、香りがしっかりしました。
食感はコシがあり固めで、濃厚な味わいを楽しめる蕎麦です。
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2018年当時は、関東圏で唯一の取扱店でした。そば好きの人には是非とも食べて欲しいおすすめのそばです。
北海道の音威子府村の製麺所から生麺を直送してもらい、こちらで提供しているようです。本場の音威子府そばを東京でも味わうことができるのは、何とも嬉しいところです。
2019年の10月には四谷の方で音威子府そばを食べられるお店ができており、2021年5月現在では都内では2軒でこの独特の音威子府そばを食べられます。
面白いものを食べることができて大満足です。
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こちらのぎん鈴では果実酒も扱っていて、メニューを見てみると興味の惹かれるお酒が沢山ありました。
かりんや山ぶどうを浸けた果実酒に、漢方用の野イチゴである山イチゴを浸けたもの、更には楮(こうぞ・和紙の原料)の実やマタタビなんてものもありました。全て自家製のようです。
かなり気になりましたが、まだこれから予定があるのでお酒は遠慮します。また来る機会があれば、是非とも試してみたいと思います。
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店内には昔の物が飾られていて、見ていて面白いです。
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御岳渓谷
さて美味しいお蕎麦に満足した後は、多摩川のそばを歩いてみます。
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バスの時間まで30分ほどあるので、川でも見ながらのんびりします。
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渓流の音が心地よく、落ち着きます。
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天気のいい日に散歩するにはいい場所です。
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エメラルドグリーン(翠色・みどりいろ)の川の色が何とも綺麗です。
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水の近くに寄ってみます。
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光の反射でこんな色になるのでしょうが、それにしても綺麗です。
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いい場所です。
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落ち着きます。
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日帰りで渓流を見に来るだけでも十分価値のある、寛げる場所です。休みの日に早朝来て数時間ぼうっとするのも、いいのかもしれません。ただただぼんやりと寛ぎたい時には、いい場所です。
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樹々の方は葉の一部が色づき紅葉が始まりかけています。
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すすきも秋を感じさせます。
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さて、バスの時間が近づいてきたので、駅の近くのバス停に向かいます。
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階段や坂を上り駅のある通りに出ます。
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御岳山へのバス乗場は、御嶽駅を出て左に2~3分歩くとあります。
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ここからバスとケーブルカーを乗り継いで行きます。バスで「ケーブル下」へ行き、そこからケーブルカーの駅の滝本駅まで歩き、ケーブルカーに乗って御岳山駅に行きます。
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簡単に書くと、JR御嶽駅→(バス)→ケーブル下→(徒歩)→滝本駅→(ケーブルカー)→御岳山駅となります。所要時間と運賃はこんな感じです。
JR御嶽駅からバスで「ケーブル下」へ(10分¥280)
↓
バス停「ケーブル下」から歩いてケーブルカー駅の滝本駅へ(10分)
↓
滝本駅からケーブルカーで御岳山駅へ(6分¥590、往復¥1,100)
最初ルートを調べる時に混乱したのが、御岳山の「岳」の字です。JRの駅は「御嶽」駅、ケーブル駅は「御岳」駅、一般的な山の名前も「御岳」となります。
正しくは御嶽山(武州御嶽山)なのでしょうが、長野県の御嶽山(おんたけさん)と区別するために御岳山と表記しているのかと思います。
さて、バスでケーブル下まで行くと、そこから坂を上ってケーブルカー駅の滝本駅に向かいます。徒歩時間は10分かかるかかからないかくらいですが、斜面が急で結構疲れます。
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滝本駅からケーブルカーに乗って山頂に向かいます。
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乗車時間は6分。最急勾配は25度・平均勾配は22度、関東一の傾斜を上り切ります。
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御岳山駅です。
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先ほどケーブルカー駅の方は「御岳山」と表記すると書きましたが、「御嶽山」になっています。ややこしいです。
御岳山の展望台 御岳平
ケーブルカーで山まで上ると、御岳平という展望台があります。
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藤棚だと思うのですが
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藤の鞘でしょうか。
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展望台からは素晴らしい景色が広がります。
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新宿方面の都内を見渡せます。雲のない日は東京スカイツリーが見えるそうです。この辺りの標高は900mくらいでしょうか。ケーブルカーの御岳駅から更にリフトで上ると展望食堂があります(リフトなら2分、徒歩なら10分で行けるようです)。
昼は西武ドームや新宿のビル群が見渡せ、日が暮れると東京タワーや横浜のイルミネーションが一望できる場所なのですが、毎年お正月には初日の出を拝みに多くの人が訪れる場所でもあります。
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さて、これから25分ほど歩いて御嶽神社に向かいます。
~続きは次回に~
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