【新潟】冬の青春18きっぷ 栃尾又温泉自在館で一泊二日のプチ湯治③

新潟県
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自在館(前回の記事の続き)

朝の5時前に起きて温泉に向かいます。

夜のうちに雪が降ったようです。

5時から温泉に浸かれるので、大正棟の先にあるおくの湯で朝風呂を楽しみます。

それにしても趣のあるいい旅館です。

大正時代といっても興味がなくどんな時代かも分からないのですが、こうして旅をしていると少しずつ興味が増えていきます。

朝風呂をいただいた後はロビーでコーヒーを飲み、まったりします。

いつか囲炉裏で食事ができる宿に泊ってみたいものです。一人旅だと難しいですし、二人で行くにしても冬の時期になるので、なかなか機会がないものです。

夜が明けて明るくなってきました。

ロビーに近い新館の客室

大正棟に戻り

外を散歩します。

空気が澄んでいて気持ちのいい朝です。

贅沢ですね、こんな清々しい朝を迎えられるなんて。

朝食

8時になり食堂に行きます。雪化粧を楽しめる窓側の席に座れました。

小鉢二つと漬物が席にセットしてあり、その他はバイキング形式で取ってくるようになっています。

魚は、焼きたての赤魚を持ってきてくれました。これがまた脂が乗っていて美味しかったです。

ラジウム納豆が有名なようで、せっかくなので食べてみました。大粒です。バイキングは他の宿泊客で込み合っていたので後にしようと思いトマトと卵焼きしか取りませんでしたが、量的には十分でした。

味噌汁にはキャベツとしめじ、そして打ち豆が入っていました。これも珍しくてちょっと嬉しかったです。

何よりも席からの眺めが最高でした。

うけづの湯

朝食を済ませてからは、またロビーでコーヒーを飲んでまったりして、

貸し切り風呂のうけづの湯に入ります。

他の貸し切り風呂と同じで40分間の利用です。

脱衣場

露天風呂です。

お湯の温度は40℃くらいと、加熱しています。

ちょうど太陽が昇ってくる頃でした。

陽の光が差し込み、何とも綺麗です。

簾がまた風情があっていいですね。

雪を被った山肌も綺麗です。

「うけづ」とは対岸の山の名前のことなのだそうです。

それにしても何とも贅沢です。

最高の景色を楽しみながらぎりぎりまで浸かってしまいました。

部屋に戻ってからは少し休んで、

また大浴場の方に行きました。

チェックアウト

11時になりチェックアウトをします。といっても、帰りの送迎バスは12時過ぎなので、それまでロビーでのんびりできます。コーヒーを飲んでゆっくりしたり、お土産を見たりと、急かされないのでとても心地がいいです。

感想

湯治宿というだけあって十分静養できる、とても心地のよい場所でした。スタッフの方も終始自然体で丁寧な対応で、気持ちよく泊まらせていただきました。温泉に食事に景色にと、十分過ぎるくらい、いい場所です。

訪れたのは12月で、これから年末にかけて仕事が忙しくなるのでその前に体をメンテしようと思って泊まりましたが、そういうことも大事なんだと身に沁みました。仕事から解放されて休むのもいいですが、仕事が忙しくなる前に体を一旦休ませることも大事なんだと思いました。

今回は青春18きっぷを使って新宿駅から7時間ほどかけて浦佐駅に行きましたが、新幹線を使えば最短2時間くらいで移動できます。送迎バスもあるのでアクセスはいい方かと思います。

そして静かな場所なので、本やノートパソコンを持って行って連泊して湯治するのもおすすめです。連泊すると宿泊費も安くなりますのでいいのかと思います。

基本情報

栃尾又温泉 自在館

泉質名:単純放射能泉(低張性 アルカリ性 温泉)
適応症:高尿酸血症 (痛風)、 関節リウマチ、 強直性脊椎炎、自律神経不安定症、健康増進
湧出温度:約36℃
温泉利用時間:5:00~23:00
JR浦佐駅から送迎バスあり
一人旅可

宿泊した日時:2018年12月の平日
期間:1泊2日
プラン:夕食朝食2食付き、一汁六菜スタンダードプラン
料金:¥12,138(税込)(うち 暖房費¥540、入湯税¥150)
チェックイン:14時、チェックアウト:11時(帰りの送迎バスの12時までロビーで滞在可)
※2018年12月時点のものです。

栃尾又温泉 自在館→浦佐駅

12時過ぎの送迎バスで浦佐駅に向かいます。

自在館も浦佐駅も含めこの辺りは新潟県の魚沼市になります。魚沼といえばコシヒカリが有名ですが、佐渡と岩船と合わせて三大コシヒカリといわれているほど、良質なコシヒカリが穫れる場所です。

もち米の「こがねもち」も実は有名です。こがねもちはもち米の王様と呼ばれるくらい、もち米の中でも良質ですが、そのこがねもちの中でも魚沼産のものは特に良質なのだそうです。赤飯・おこわ・おはぎ・お餅にと幅広く使われていますが、こがねもちを使った笹団子も有名です。

浦佐駅と自在館の間の道で八海山の看板を見かけましたが、日本酒の八海山も魚沼市で造られています。お土産には魚沼産コシヒカリやこがねもちを使った煎餅やお餅の他に、八海山もおすすめです。

バスに乗ること30分、浦佐駅に着きました。

名残惜しいですが、電車に乗って新宿に向かいます。

行きと同様に越後湯沢駅で1時間半ほど時間を潰してから帰ります(帰りはぽんしゅ館に隣接するお土産屋で醤油や漬物の試食をやっていて、いろいろと楽しめました)。

それにしても、今回はいい旅でした。一泊二日でも十分休めました。心も体も十二分に休めましたし、地元の食やお酒を味わうことができました。雪景色という東京ではなかなか見れないものを楽しめたので、今回の栃尾又温泉の旅はとてもいいものでした。

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