【まとめ】旅をして大変だったこと

日本一周まとめ

52日間の電車日本一周の旅をして、いろいろな体験をすることができました。良かったこともそうでなかったことも沢山ありましたが、今回は旅で大変だったことを書いていきたいと思います。

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下調べが大変

一番大変だったことは、下調べです。これに尽きます。とにかく時間がかかりました。

何を調べるのにそんなに時間を使うのかというと、一番は泊まる場所です。ネットカフェのある駅を探す訳ですが、ネットカフェが数店舗ある駅を探さないといけません。泊まろうとしていたお店が閉店していても別の店に移動できるように、もう一店舗抑えます。少なくても2店舗ネットカフェがある駅を宿泊地として決めなければいけません。

ネットカフェを見つけたら、今度は営業しているかどうか調べます。この記事を書いている2020年現在では、お店の閉店情報はすぐサイトに反映されますが、2015年当時は閉店していても営業していることになっていることが結構ありました。あるサイトでは閉店となっているのに、別のサイトでは営業していることになっている、なんてことがあり、その店の営業状態を調べるのに少なくとも二つのサイトを見て確認したので、時間がかかりました。

そして宿泊地が決まれば、今度はそれに収まるように旅の行程を決めていきます。城を観に行くのなら、駅からのアクセス時間と見学の所要時間、場合によってはバスの乗り換え時間などを調べます。1日に観て回れる数は限られているので、大抵は予定よりも行きたい場所を削ることになります。自分の場合は博物館や資料館に行くことが多かったので、朝は9時から夕方は18時までの営業が多く、1日のうち旅に使える時間は少ないものだと感じました。

それに、旅の行程から外したくない場所が休館日なら、また予定を組み直さないといけなくなります。

また、1日の行程では最低でもプランAとプランBの2つのプランを用意しました。乗り換えに失敗した時のためです。道に迷ったり失くしものをしたり、電車やバスが遅延して乗り換えが予定通りいかなかった時に、何もない田舎の駅で路頭に迷うことがないように、別の予定を用意していました。

バスに乗り遅れたり電車の乗り換えに失敗したら、ここに行くのをやめてここに行こうとか、電車が台風で止まったらここで宿泊しようとか、できる限りいろいろな選択肢を用意しました。

そんな感じで、旅の予定を決めるのにまず大雑把な旅程を決めて、それから細かいものを決めていきます。自分の場合は定期的に家に帰らないといけない事情があったので、旅を三回に分けました。1回の旅で行ける日数が決まっていたので、その日にちに収まるように行きたい場所を削ったり、付け足したりしました。

旅の予定を組む時にやはりネックになるのが、ネットカフェです。調べてみたらシャワーがないなんてことがある訳です。そんな時は近くに銭湯がないか調べるのですが、このご時世、銭湯が駅の近くあるなんてことはなかなかないものです。そうなると別の場所で泊まらなくてはならなくなり、予定をまた組み直します。

ちなみに行きたいところは調べれば調べるほど出てくるもので、キリがありませんでした。調べては電車で行けるとこなのか調べて、アクセスが悪いと断念して他をあたり、と時間はいくらあっても足りませんでした。

移動中は常に予定の確認

調べている内に旅の日になり、結局はなるようにしかならないと腹を決めて旅に出ます。ですが、旅の間も常に予定の確認に追われました。

できる限りいろいろな場所に行こうと予定を詰めすぎたのが良くなかったです。当初の予定では電車の中で寛いだり仮眠を取ったり、本を読んだりメモや日記を書いたりするつもりでしたが、実際はずっと行程表とにらめっこでした。

次の目的地までの乗換や駅からのルート、回る順番や滞在時間などを確認し、時間があれば翌日の予定も確認します。旅をした夏はいつ台風で予定が狂うか分からないので、常に天気もを気にしました

旅をする前の電車日本一周の旅は、こんなイメージでした。慌ただしい仕事から解放され、見知らぬ土地でただただ暇を弄び、長閑な田舎の駅でのんびりとベンチに座り次の電車が来るまでぼんやりと寛ぎ、セミの声を聴きながら今までの人生を振り返ったり、これからのことを考えたり、旅で見たものを思い出したり、これから見るものを調べたり、時間に追われることなく、自由にのんびりと、贅沢な時間を過ごせる魅力があるのだと…。

現実は違い、自分で決めた行程に縛れるという皮肉な状況でした。

車内でどうしても眠くなる時は辛かったですし、車窓から素晴らしい景色が続く時も、写真や動画を撮ったりぼんやりと綺麗な景色を楽しむことができないことも多々ありました。

そんな大変な思いをして移動しても、行った先が大した見所のないがっかりスポットだったことも少なくなく、やり切れなさを感じることも多々ありました。

予定を修正する

それだけ準備しても、予定通りにはいかないものです。

天候によって予定を変える、道に迷う、予定よりも目的地に着くのに時間がかかる、ネットカフェでシャワーに入れない、コインランドリーや食事を予定していた店が潰れている、体調を崩す、なんてことがありました。

天候や道に迷うのは想定内なので割り切れますが、歩いてみたら予定よりも時間がかかるのは、始めの方はかなり苛々しました。今(2020年)ならほとんどありませんが、当時はネットで所要時間を調べても正しくないことがありました。

歩いて30分で着く予定なのに実際歩いたら50分かかり、往復で40分もオーバーし、観光地を急ぎ足で通過する羽目になったり、観たかったものを諦めたりするとなると、心底やりきれなくなります。

閉店にうんざりする

同様にうんざりしたのが、コインランドリーや食事を予定していた場所が閉店しているケースです。食事はまだコンビニで食べたり、ネカフェで食べれば済みますが、コインランドリーは予定していた日に洗濯できないと、次に洗うのは3日後になります。それまで一度着たものを…となってしまいます。

駅前にあるならまだしも、駅から30分以上歩いて辿り着いた場所にコインランドリーが跡形もなく別の建物になっていた時は、さすがにやり切れなくなりビールを買って飲みながら別の所に行きました。その時はコインランドリーが2カ所ある駅を探していたので良かったのですが。

食事処はまだしも、コインランドリーなんて潰れてもネットでいちいち更新なんてされない時代だったので、閉店していることが珍しくありませんでした。基本的に地元の人が使うもので、地元の人が知っていればいいわけですから、いちいち閉店しましたなんて更新されなくても仕方がないですし。

体調を崩す

また、体調を崩すことも数回ありました。想定内でしたが、やはり理由によってはやりきれなくなります。自分の体力がなかったりいつの間にか風を引いたり、酒を飲んで薄着でその辺で寝てしまった、といった自分の不注意なら仕方のないことです。

ですが、泊まったネットカフェで目が覚めたらいつの間にか冷房がガンガンになっていて風邪を引いた時は、やりきれない思いでした。普段滅多なことでは体調を崩さなだけに、そういうことがあるとうんざりしました。

衛生面でストレスを感じる

地方に行けば、まともな宿泊設備のない場所もあるのが実情です。

入店してからシャワーが使えないと分かったネットカフェが数軒ありました。下調べの時にシャワーが使えるとサイトに載っていたからその店を選んだのに、いつの間にかシャワーのサービスが終了しているのです(近々閉店するからシャワーを辞めたという店もありました)。

真夏に電車で移動するわけですから、翌日の夜までシャワーに入れないとなると気持の面でかなり参ります。都心ならネットカフェでも銭湯でもシャワーを借りればいいですが、地方に行けば簡単にシャワーなんて見つかりません。

またコンタクトレンズもかなりストレスでした。コンタクトレンズは毎日洗浄して同じものを使い続けるハードレンズを使っていましたが、ネットカフェにはコンタクトレンズを洗えない場所もありました。

トイレに洗面所がなかったり、水を止める栓がなかったり、詰まっていたりと。そんなお店もありました(大変は数年後に潰れていますが)。

その他に、田舎の駅は冷房がなく暑くて地獄でした。また逆に泊まったネットカフェで冷房がガンガンに効いていたため風邪を引くこともありました。店員のミスで無駄な延滞料金を払わされたりとうんざりすることもありました。

まとめ

以上、旅の最中に大変だったことと不快だったことを少し書きました。不快だったことはなるべく忘れるようにしましたが、特に地方のお店では接客が悪い所が少なくありませんでした。

お金をケチったため、そういったことも増えました。宿泊もネットカフェで泊まることにこだわらなければ、もっと快適な旅ができました。

予定も欲張って詰め込み過ぎたのが良くなかったです。

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