【夏の青春18きっぷ】1泊2日の伊豆の旅③最高の片瀬白田海岸の朝日と伊豆高原の大室山

静岡県

片瀬白田駅にある民宿・浜っ子に泊まり朝を迎えます。今日は片瀬白田海岸で朝日を見て、伊豆高原の大室山に行き、その後は彼女と合流して伊豆稲取の浜の湯に泊まります。

それでは本日の行程です。

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旅の行程

10:44片瀬白田駅発

11:01伊豆高原駅着

11:15バス

11:35大室山東

12:00大室山

14:00伊豆高原駅発

14:18伊豆稲取駅着

15:00浜の湯チェックイン

片瀬白田海岸の朝日

伊豆急行片瀬白田駅の近くにある民宿、浜っ子で一泊し4時過ぎに起きます。朝日を見たくて4時半に海に向かいます。

宿の女将さんには昨日の夜に「明日は朝日を見たいから朝早く宿を抜け出してもいいですか」と聞き許可をもらっていました。あまり早く出ると迷惑かなと思い少し時間を遅らせましたが、いい具合に明るくなってきていて、もう30分くらい早くてもよかったくらいです。

朝日を見るつもりはなかったのですが、昨日海岸で海を眺めていたら夕日が反対側に沈んだので、朝には朝日が見えるかもしれないと思い出かけてみることにしました。

綺麗な朝焼けです。

暑くも寒くもなく、気持ちのいい朝です。

段々と明るくなってきました。

遠くに見えるのは大島でしょうか。

神秘的な色です

雲に隠れ太陽は見えないかなと思いましたが、出てきてくれました。

素晴らしい景色でした。

宿に戻り、温泉に入り朝食をいただき、10時にチェックアウトします。お世話になった宿の方も素晴らしい宿でした。

海岸に近く料理が美味しく温泉にも入れてリーズナブルで、そしてなんといっても女将さんの人柄が素敵でした。笑顔で人柄の良さが滲み出ている姿がとても印象的でした。Wi-Fiが繋がらず鍵のない部屋も、失われつつある古き良き民宿であり、貴重な体験をすることができました。

残念なことに、この記事を書いている2021年10月現在、こちらの旅館は閉業しています。口コミがよかっただけに非常に残念です。

片瀬白田駅→大室山へ

宿を出てから片瀬白田駅に行き、隣の伊豆高原駅に向かいます。

海の見えるホームではドラマか映画の撮影をしていて、女子高生の制服を来た演者が4人、ホームに撮影スタッフが10人くらい、改札のある1階にも10人くらいいました。スタッフの数もそうですが、モニターが何台もあり大掛かりな撮影機材に驚きました。

機材が想像以上に大きくかなり高そうです。色んな色のガムテやビニテをベルトに巻いているADを生で見たのも初めてで、撮影現場を見るのはかなり新鮮でした。午後もまだ撮影していて、暑い中大変だなと思いました。

10:44に片瀬白田駅から17分ほど電車に乗り、伊東方面よりの隣の駅の伊豆高原駅で降ります。

ここからバスに乗って大室山に向かいます。

バスの乗り換え案内は分かりやすく、迷うことはありません。

シャボテン公園行バスに1番乗場から乗ります。

最前列の席が空いていました。

一人旅の醍醐味です。

11時半頃、大室山のバス停に着き、バスから降りると近くにすぐリフト乗場があります。

大室山

500円だったか、リフトで山頂に登ると、360度見晴らしのいいパノラマを楽しむことができます。

バスに乗っている時に気づいたのですが、今日は日曜日です。あまり混んでいなければいいなと淡い期待を持っていましたが、来てみたらこの有様です。家族連れとカップルだらけじゃないですか。

だいぶ空いてから写真を撮りましたが、最初はくねくねして並んでいたので、前方にも並んでいる人が沢山いて目のやり場に困りました。チケットを買う時、内心乗るのは止めとけと思いましたが、勢いで買ってしまいました。

たまにネットで「観光地に一人でいるおっさんって何なの?」という書き込みを見ますが、今回は当事者になってしまいました。素敵な観光地の景観を損ねてしまいごめんなさいと、心の中で一応言っておきます。

リフトが往復500円(2019年当時)なんてのはかなり安いのですが、そんなことすら気づきかず、嫌だなと思いながら、ただただ暑い中じっと前に進むのを待ちます。「帰りもこんなに並ぶの?」と後ろのカップルが変なことを言います。中国人の話し声が聞こえると、一人でいる恥ずかしさが薄れ、ありがたく感じます。

ようやくリフトに乗り山頂まで6分間の空中散歩を楽しみますが、終点に近づくとお決まりのカメラ撮影がありました。マイク越しからレンズを見てくださいね、はい撮りますよと。一人で来る所ではないですね。

さて、ようやくリフトから降りて遊歩道を歩きます。

この大室山は標高580mあり、山の周りをぐるっと一周歩けるようになっています。周囲は約1000mで、所要時間は20~30分程度です。

内側はすり鉢状になっていて、真ん中が窪んでいるのは昔噴火したからです。山頂は直径300m、周囲1000m、深さ70mの山です。

火口跡でアはーチェリーをやっています。国指定の天然記念物で伊豆東部火山群の中で最大級のスコリア丘なのだとか。

1周1kmの山頂遊歩道は歩いてみると素晴らしい景色を楽しめます。

天気にも恵まれました。

雲がない日は富士山や南アルプス、伊豆七島、房総半島まで見渡すことができるようです。さらにはスカイツリーや横浜ランドマークまで見える時もあるのだとか。

山頂からの景色は最高です。恥ずかしい思いをして登って来た甲斐がありました。

素晴らしいの一言です。

八ヶ岳地蔵。近隣沿岸の漁師たちが海上安全、海難防止祈願のために海運を願って八開き八地蔵を大室山山頂に奉納したものといわれています。

浅間(せんげん)神社もありました。大室山は遥か昔、山自体が御神体と考えられており、噴火口の中腹には浅間神社が祀られていたそうです。

何周もしたいくらい素晴らしい遊歩道ですが、残念なのがベンチがない点です。

ベンチに腰掛けて気持ちのよい風が吹く中、この素晴らしい景色を眺めていたいものです。

ベンチを置いてしまうと人が溜まってしまったり、食べものを広げてゴミを捨てる人がいるのでしょう。

周りの人はみんな暑い暑いと言っていて、一周しなくてもいいよねって声も何度か聞き、デートには季節を選んだ方が良さそうでした。

写真を撮りながらゆっくり歩いても20分くらいで一周してしまいました。

あっという間で物足りなさも感じますが、雄大な自然を楽しめるおすすめの場所です。

折角だからもう一周しようと思いましたが、目の間のリフト乗場が空いているのを見たら、迷わず降りることにしました。前には家族連れのお父さん一人、後ろには中国人と、こんないい状態を逃すわけにはいかず、ためらうことなくリフトに乗りました。

何だか変な達成感を感じて下山することに。

リフトからもいい景色が楽しめます。

リフトから降りてバスに乗り伊豆高原駅に向かいます。リフト乗場には足湯やお土産屋もあります。

13時過ぎに伊豆高原駅に戻ります。

駅にはお土産屋や食事処、カフェがあり、ゆっくり過ごせます。お土産屋にはサッポロビールが製造している静岡ビールなど、ご当地のものが売っていました。

うまく撮れませんでしたが、魚の形をした吊るし雛でしょうか。

ホームに行き伊豆急下田行の電車を待ちます。

これにて夏休みの一人旅は終わりです。これから彼女と合流して伊豆稲取駅にある旅館に泊まります。1泊2日の短い夏旅でしたが、とても充実した旅でした。熱海や伊東は期待以上に散策にいい場所でしたし、片瀬白田の海岸もいい場所でした。

機会があればまた旅をしたいと思います。

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