延岡駅前のビジネスホテルで快適な朝を迎えます。旅24日目は高千穂を散策します。延岡駅からバスで高千穂神社や高千穂峡を観て、JRで鹿児島中央駅まで移動しネットカフェで一泊します。今回は槵觸神社、天岩戸神社、天安河原、岩戸神社、高千穂神社、高千穂峡を紹介します。
それでは本日の行程です。
24日目の行程
6:40延岡駅前発(バスで高千穂へ)
8:00高千穂バスセンター着
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8:25槵觸(くしふる)神社
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9:50天岩戸神社西本宮
10:10天安河原
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10:50岩戸神社東本宮
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11:30岩戸からバスで高千穂バスセンターへ
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11:55高千穂神社
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12:20高千穂峡
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14:50延岡駅着
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15:30延岡駅発
20:17鹿児島中央駅着
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鹿児島中央駅のネットカフェで一泊
6時にホテル延岡をチェックアウトし、コンビニでおにぎりを買い食べながらバスを待ちます。昨日はホテルに宿泊したのでよく眠れました。ホテル延岡は宿泊料金も3千円くらいと安く、いいホテルでした。
バス停の近くの自販機には宮崎らしい飲み物が並んでいます。
昨日コンビニで買った1日乗車券です。延岡-高千穂バスセンターは往復3640円しますが、1日乗り放題乗車券なら1800円で行けます。
6:40のバスで高千穂へ。
山をぐんぐん登っていき、あっという間に絶景です。雲海と棚田は最高の組み合わせです。
深い山とゆらゆら動く雲を眺めながら、静かな道を走ります。
バスに乗ること1時間20分、高千穂バスセンターに到着です。ここから別のバスに乗り換えて、天岩戸神社に向かいます。高千穂バスセンターからは5つの方向にバスが出ています。バスの乗り場も分かれておらず、来たバスの表示を見て自分の向かう方面のバスに乗るような、そんな感じのバス乗り場だったと思います。記憶が定かではありませんが。
空いているベンチに座りバスを待っている間スマホで調べごとをし、そろそろかなと顔を上げたら、岩戸行のハイエースがすでに発車していました。あっという間の出来事、本当に目の前からいなくなりました。何のアナウンスもなく。バスだと思っていたらハイエースだったので気付かなかったのもあります。
唖然として次のバスを調べてみると90分後です。朝から1時間半も待ちぼうけするのも、もったいないので歩くことにします。
槵觸(くしふる)神社
高千穂バスセンターから歩いて20分、槵觸(くしふる)神社にやってまいりました。バスに乗り遅れたおかげで立ち寄ることができました。
鳥居をくぐるとひんやりし空気が変わります。
時間は8時半くらいですが、朝早いので誰も人がいません。空気が澄んでいて、とてもいい雰囲気です。数分の滞在時間でしたが、素晴らしい空気に触れることができました。
棚田と雲海
槵觸(くしふる)神社に参拝した後は、天岩戸神社に向かってひたすら歩きます。
素晴らしい景色が続きます。
ゆっくり歩いていると天岩戸神社まで2時間かかってしまうので、早足で進みます。荷物は延岡駅のコインロッカーに預けたので、軽快に歩けます。
汗だくで歩きますが、こんな景色を観れるのなら言うことなしです。最高です。
あと4km
天岩戸神社まであと2㎞
写真を撮りながら2km25分のペースなので、まぁいい感じです。
天岩戸神社
歩くこと約1時間半、10時前に天岩戸神社に到着です。
天岩戸神社
日本神話(古事記・日本書紀)の中に書かれている、天照大御神がお隠れになられた天岩戸と呼ばれる洞窟を御神体として御祀りしている神社です。天岩戸西本宮とも呼ばれています。
招霊(おがたま)の木
御神木です。天岩戸の前で天鈿女命が舞う際にこの木の枝を持って舞ったと言われ、神楽鈴の起源であると伝えられています。
古代銀杏
長野県諏訪と二ヶ所しかないといわれている、特異な葉・実の形をした銀杏の木です。この銀杏の実を天皇に献納したことがあるのだそうです。
入り口とは別の場所に鳥居があり、ここから天安河原へ向かう道があります。
天安河原
天安河原
天照大御神がお隠れになられたときに八百万の神々が集まり相談された場所です。思兼神(おもいかねのかみ)は数多の人々の持つ思慮を一柱で兼ね備える神、八百萬神(やおよろずのかみ)は数多くの神、すべての神です。
積み石が至る所にあります。
来た道を戻ります。
手力男命(タヂカラオノミコト)の像
天岩戸神楽30番にある、戸取(手力男命が岩の戸を取り払い給う舞)の像です。
天鈿女命(アメノウズメ)像
天岩戸神楽29番鈿女(天鈿女命が身振り面白く天照大御神を誘い出させる舞)の像です。
天安河原を挟んで天岩戸東本宮があります。
天岩戸東本宮
東本宮は天照大御神が天岩戸からお出ましになられた後、最初にお住まいになられた場所を御祀りしている神社です。
御神水と杉の木があるので見に行きます。
御神水
七本杉
自然が豊かで神聖な感じがする場所でした。この後はバスで岩戸から高千穂バスセンターに戻ります。
来るときに1時間半かけて急いで歩いた道も15分で移動してしまいます。運賃300円。
高千穂バスセンターから歩いて15分、高千穂神社に行きます。
高千穂神社
高千穂神社
高千穂郷八十八社の総社で、約1,900年前の垂仁天皇時代に創建された神社です。
高千穂神社を参拝した後は、高千穂峡へ。歩いて10分くらいです。
マンホール
岩肌から水が流れ落ちてきます。
高千穂は流しそうめんも名物らしく、高千穂が発祥の地ともいわれています。地元の人が岩肌を流れる流水を使って流しそうめんを楽しんでいるのをヒントに、竹筒を使った流しそうめんを発案したのだそうです。岩を使うのは保健所から許可が降りず、竹の筒にしたようです。
さて、着きました。
高千穂峡
食事処には確かに「元祖流しそうめん」と書かれています。
遊歩道を約1km、30分の道のりを歩きます。
天気が良くないのに、すごい人の数です。
道幅が狭いので傘を差してすれ違うのがストレスです。
人の多さと雨で気分がよくなかったのでしょう、来てよかったとは思えませんでした。写真で見るといい場所なのですが。風もなく蒸していて、汗だくになりました。
高千穂峡は、宮崎・熊本・大分3県の県境の近くに位置する全長約1.7kmの渓谷です。
高千穂峡のシンボル、真名井の滝。
チョウザメキャビアを作るために、高千穂では養殖されているのだとか。
調べてみるとチョウザメは食べらるもので、刺身やマリネにしたり、煮たり焼いたりして食べることができるようです。ネットでちょっと探すだけで、広島や愛知でも養殖をしていることが分かりますが、全国的には北海道と茨城が盛んなようです。
来た道を戻り、高千穂バスセンターからバスに乗り帰ります。13:30のバスで延岡駅に戻ります。
見落としたのか興味を持たなかったのか、荒立(あらたて)神社に行きませんでした。高千穂神社・天岩戸神社と並ぶ高千穂の開運三社のパワースポットです。高千穂バスセンターから15分あれば歩いて行ける距離にあります。
15時前に延岡駅戻り、軽く駅そばで食事を済まし、お土産屋を見て次の電車を待ちます。
キヨスクで買ったビールを流し込んだ後に食べるかけそばは、別格です。汗をかいた後の体にアルコールが全身に染み渡り、ほろ酔い気分になった時の温かいそばと塩気の効いたつゆは、これまた絶品です。観光地の下手な店の料理よりか、よっぽど美味しいです。
15時半に宮崎行の電車に乗り、鹿児島へ向かいます。駅そばのお店にいる時にラジオから鹿児島では大雨が降っていることが聞こえてきます。雨の中20時半前に鹿児島中央駅に着き、21時に寝床のコミックバスターに入り、本日の行程は終了です。
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