【春の青春18きっぷ】安曇野穂高の雄大な景色と大月のおつけだんご

長野県
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旅の行程

2012年3月、青春18きっぷを使って長野県の安曇野に行きました。前回初めて18きっぷで旅をして松本に行った時、もう少し遠くまで旅をしたいと思い、足を伸ばして安曇野市の穂高まで行きました。安曇野の素晴らしい景色を堪能して、ご当地の信州サーモンを食べ、帰りに大月駅で降りておつけだんごを食べました。今回の記事では、安曇野の景色、大王わさび農場、笑福の信州サーモン、串竹のおつけだんごを紹介します。

6:15高尾駅発
10:21穂高駅着

11:05大王わさび農場

13:33穂高駅発
17:16大月駅着

17:30串本で食事

18:35大月駅発
19:10高尾駅着

穂高駅へ

JR高尾駅から電車に乗り穂高駅に向かいます。出発したのは6時15分。約4時間の行程です。

前回の松本への旅から1週間、その間に雪が降ったのでしょう。雪の残る景色を眺めながら中央本線で松本駅に向かいます。

7時の時点で甲府市は‐1℃

高尾駅は都心よりも寒く、東京の中でも寒い方ですが、長野に向かうと更に寒くなります。

車窓から見える雪を被った山々がとても綺麗です。

松本駅で20分ほど乗り換えのためホームで待ちます。松本市は10時を過ぎているのに‐4℃。

多少スマホの表示が低過ぎるようにに思えますが、松本駅に降りた時は本当に寒かったです。
空気の冷たさが東京とは比べものになりません。スクショでなくてなぜがデジカメで撮影…。

松本駅からは大糸線に乗り換えて、穂高駅に向かいます。

穂高駅で安曇野散歩

電車に乗ること約4時間、10時半前に穂高駅に到着です。

ここからは、駅前にあるレンタサイクル屋さんで自転車を借りて大王わさび農場に行きます。

と思ったのですがあいにくの休業。

もう一軒も駄目

天気もいいので、歩くことにします。大王わさび農場までは穂高駅から2.5km、約40分の行程です。

15分ほどゆっくり歩くと、車の通りの少ない静かな道になります。

こういう景色を目の当たりにすると、安曇野が東京からの移住先として人気のある理由も頷けます。

景色が良くて水も空気も綺麗で静かで、となれば移住した気持ちも分かります。

駅の方に山々があるので、この景色を背にして歩くことになります。わさび農場に向かう時の目の前の景色はこんな感じです。

大王わさび農場

のんびり歩くこと約40分、大王わさび農場に到着です。  

敷地の広さは東京ドーム11個分の面積で、湧水量は1日12万t。春には桜や梅も楽しめるようです。

時期が時期なのでガラガラです。平日ですし。

見頃は、緑の青々とした5月~8月のようです。連休や祝祭日には多くの人が訪れるようですが、静かな時期に来れて良かったです。

安曇野のわさびは「沢わさび」といって、大きな畑で沢山のわさびを栽培するものです。養水で栽培するところが、山林の中の畑で細々と栽培する「畑わさび」との違いです。

畑わさびよりも大きな畑で栽培する沢さわびの方が、辛みがあるようです。

道祖神

穂高には道祖神が多いのだとか

ニジマス

金色のはアルビノのニジマスで、色素が抜けて本来の色とは違いゴールデントラウトといわれているそうです。

水車小屋

これがまた綺麗です。

夏には木々も川べり(土手)も清流の中の水草も、青々として人気のスポットになります。

黒澤明監督の「夢」のロケ地にもなった場所です。

売店
わさびが売られていますが、使いきれないので買うのは止めておきます。

レストランもあり、わさびカレーやわさび丼が食べられます。ちゃんと下調べをしなかったので気づきませんでしたが、周辺にちょとした洞窟というのでしょうか、岩屋もあるみたいです。また、出かけた当時はまだありませんでしたが、2015年には「大王わさび農場百年記念館」ができています。農場の歴史やわさびのことを展示していて、この土地のことを知ることができます。

わさびビールが気になりますが、ソフトクリームを。

安曇野の雄大な景色

わさび農場を出た後は、駅に戻ります。帰りは雪を被った連峰が見え、壮大な景色が目の前に広がります。

真っ直ぐ続く道路。この景色を観れるだけでも来た甲斐があります。

初夏には水の張った田んぼを楽しめるのでしょうか。

等々力家

江戸時代前期の民家で中に庭園がありますが、見学できるのは4月から11月の毎週金曜と土曜のみ。

見学期間中は無料公開の日が月に一度ほどあるようです。

駅に戻る途中、笑福というお店で昼食を食べます。

ふくらい家笑福の信州サーモン定食

信州サーモンや馬刺し、そばなどの信州名物が食べられるお店です。※2020年6月現在、閉業した模様です。

1階は混んでいたので、2階の座敷に案内されます。1階の水槽に信州サーモンや岩魚が泳いでいました。

注文したのは、信州サーモン定食

信州サーモンは長野県水産試験場が約10年かけて開発したマス類の養殖品種です。ニジマスとヨーロッパ原産のマスであるブラウントラウトとを掛け合わせたもので、産卵しないので脂がのって旨みと栄養が凝縮されている養殖魚です。

ニジマスは産卵期には卵に栄養を使われ身は美味しくないのですが、信州サーモンはそうなりません。
また、繁殖能力が無いので、万が一自然界に出ても繁殖しません。

脂がのって舌触りがよく、肉厚があり食べ応えがあります。お皿の真ん中にあるのは、湯引きした皮で
弾力があります。安曇野産のわさびと一緒にいただきます。

安曇野の雄大な景色と地元の食を楽しんだ後は、高尾駅に戻ります。

青春18きっぷは今回を除きあと3回使えますが、この先松本方面へ旅をする予定はありません。せっかくなので帰りに大月駅に寄って、ご当地のものを食べることにします。

大月のおつけだんご

17時過ぎに大月駅に到着です。駅から5分の所にある串竹に寄ります。

おつけだんごの焼き鳥セット

大月で古くから食べられている郷土料理、おつけだんご。お味噌汁の中に地元で採れた旬の野菜と、小麦粉を水で溶いて作った団子が入っています。だんごの硬さは、ほうとうとすいとんの中間の硬さらしいです。味付けや具材は家庭によって違うもので、味噌味に醤油味、塩味にカレーと様々なようです。

職場で大月出身の人がいて、何気なく郷土料理のようなものがないか聞いたら、おつけだんごを教えてくれました。おかげで食べることができました。

大月駅に戻り高尾駅に向かいます。大月駅の改札を出ると富士山が綺麗に見える場所あるようです。ついでに、大月駅から富士急行に乗り換えると河口湖の方に行けます。

2回目となる青春18きっぷの旅は安曇野の穂高まで行ってみました。今回も現地に滞在するよりも電車に乗っている時間の方が長いという旅になりましたが、素晴らしい景色とご当地の食べ物を楽しめました。次回は日光東照宮に行きます。

前回の記事:【春の青春18きっぷ】初めての青春18きっぷ 長野の名城松本城と甲府名物小作のほうとう

次回の記事:【春の青春18きっぷ】世界遺産日光東照宮と栃木の小江戸蔵の街を歩く旅

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