下関駅から離れた場所にあるネットカフェで朝を迎えます。旅23日目は移動だけの行程となります。山口県下関市から宮崎県に移動しますが、観光はせず大分県で祖母に会いに行っただけでした。ですので今回の記事は見所は一切ありません。
それでは本日の行程です。
6:05新下関駅発
9:23大分駅着
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おばあちゃんに会ってくる
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14:00大分駅発
18:30延岡駅着
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延岡駅のビジホで一泊
新下関駅から少し離れたネットカフェで朝を迎えます。5時にネットカフェを出て新下関駅に向かい、始発で大分駅まで行きます。6:05の始発で新下関駅を出発し、下関駅で乗り換え、9:03に大分駅に到着です。
天気は雨。
今日は観光をしないので、雨でもがっかりしません。
9時半前に大分駅に到着です。
トイレの入り口には温泉を思わせる暖簾があります。大分県と言えば温泉が有名です。日本一の温泉県なんていわれているそうです。何が日本一なのかというと、源泉数と湧出量が全国で1位なのです。源泉数の数は4000ヵ所以上(2位は鹿児島県の約2700ヵ所)、湧出量は279,462リットル/分(2位は北海道の235,346リットル)なのだそうです。
旅といえば温泉も一つの楽しみですが、温度差があると体が痒くなる寒冷蕁麻疹というアレルギーがあるので、今回の旅では立ち寄りません。この日本一周の旅から数年して、体質改善をしたら適度に温泉に浸かれるようになったのですが、当時は楽しむことができませんでした。
豪華列車「或る列車」
2015年8月から運行を開始したスイーツを楽しむ列車です。青山のフレンチシェフが監修したスイーツコースを楽しみながら、約2時間半運行する列車です。地元の九州で採れた材料を使い、九州の工芸人が造った器を使ったコースです。運行は時期「大分コース」、「長崎コース」、「ハウステンボスコース」、「佐賀~長崎~佐世保コース」の4種類があり、時期により、1つのコースが運転されます。料金は2人で26,000円~らしいです。
大分駅から阿蘇を通過して熊本駅に行く肥後本線に乗り換えます。大分駅から一駅目の滝尾駅で降ります。
タクシーで山の上にある老人ホームに行く予定でしたが、タクシーが停まっていません。タクシーが停まる場所さえないので、散歩がてら片道1時間ほど歩くことにします。
たまには電車の出発時刻などの予定を気にせず、何も考えずにぼんやり歩くのもいいものです。
老人ホームに寄っておばぁちゃんに会い、来た道を戻ります。いろいろと考えたいことがあったので、帰りも歩くことにしました。老人ホームに行くと、いろいろと感じるものがありますね。
大分駅に戻ってきました。
鶏の銅像。中津の唐揚げが有名なので、唐揚げにちなんだ鶏の像を置いていると思っていましたが、違うようです。JR九州のサイトの大分駅のページによると、鶏の銅像には『大分が九州で最も東に位置し、一番早く朝を迎えることから「時を知らせる」という意味が込められている』のだそうです。駅構内の天井に描かれた鶏をモチーフにしたマークなど、さまざ まな箇所に鶏がシンボルとして採用されているようです。
みどりの窓口で青春18きっぷを買ったり、近くのスーパーで日持ちのするご当地の物をお土産に買ったり、溜まったお土産をゆうパックで送ったりします。スーパーにはかぼすを使ったご当地の飲み物が充実していました。
14時頃に大分駅を出発して、宮崎方面に向かいます。電車に乗ること約1時間50分、佐伯駅に到着です。佐伯から延岡に行く電車は80分後なので、駅で降りて近くのファミレスで昼ご飯を食べます。
こういう時間のある時はご当地のものを食べたいのですが、場所が場所だけにそういったお店があるはずもなく、ファミレスに入ることにしました。旅の時には知らなかったのですが、佐伯は海の町です。郷土料理には、ごまだしうどんというものがあり、佐伯の港で通年獲れるえそのすり身に、醤油や胡麻、味噌を練ったごまだしをお湯に溶かして食べるうどんがあります。お店は駅の近くにはないのですが。佐伯が港町だと知っていれば、歩いて海まで行ったのですが、駅の待合室で時間を潰してしまいました。
大分県のご当地らしいものも食べずに移動することになりますが、大分のグルメといえば、とり天もいいのですが、3月から10月までが旬の関アジがあります。旬は冬になりますが、関サバやかぼすブリ、かぼすヒラメも大分を代表する魚です。かぼすブリとは、かぼすを混ぜた餌を与えて養殖したブリです。大分ではブリ養殖の生産量が盛んで全国第3位を誇ります。
一般的に、ブリは締めてから数日間はおいしく食べられますが、ヒラマサやカンパチに比べて血合いが早く変色してしまうため、見た目が悪くなってしまうそうです。他の魚に比べ早く商品価値が下がるという問題を解決するために、かぼすを餌に混ぜて育てたのが、かぼすブリです。柑橘系の抗酸化作用をもつかぼすをエサに添加することで、より鮮度を長く保つことができ、臭みがなく、脂がのってさっぱりとした肉質に仕上がるようです。かぼすにはリモネンの効果があり、それによって魚臭さが抑えられるのですが、ヒラメに餌にかぼすを混ぜて育てるかぼすヒラメもあります。
佐伯駅で時間を潰してから、17時半前あたりに延岡方面への電車に乗ります。1時間10分くらい乗り、延岡駅に到着です。
途中、宗太郎駅に停車しました。1日3本しか電車がなく、本数が少ないことから「宗太郎峠」といわれている駅です。
この記事をまとめているのは2020年ですが、2020年現在では佐伯から延岡に行く電車は、朝の6時台の1本のみです。2018年3月のダイヤ改正で、削減されたようです。現在では6時台の電車に乗らない限り、特急のにちりんを使わないと移動できなくなっています。
九州に入り、車内は寒いくらいでした。まだ8月の中旬ですが、天気の良くない日に山間(やまあい)を走る電車に乗ると冷えます。ヒートテックやライトダウンがあった方がいいです。
18時半に延岡駅に着き、コンビニで明日乗るバスのチケットを買います。スマホで予約した時にあてがわれる番号をコピー機に入力するとバーコードが印刷され、それをレジに持っていき読み取ってもらい料金を払います。バスセンターの窓口の営業時間を気にしたり、わざわざバスセンターまで行かなくても買えるので非常に便利です。
ホテル延岡という駅前のビジネスホテルに、今日は泊まります。一泊2980円と格安です。19時くらいにホテルにチェックインして、今日の予定は終了です。
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