2018年12月に青春18きっぷを使って山梨県の下部温泉に日帰りで行きました。「ぬる湯」という通常の温泉よりも温度が低くのぼせにくい温泉に入ってきました。残念ながら温泉の写真は撮れなかったのでありませんが、下部温泉がどんな所なのか簡単に紹介したいと思います。
下部温泉へのアクセス
12月の某日、東京の高尾駅から甲府行の電車に乗って下部温泉駅に向かいます。山梨にあるあまり知られていない温泉街ですが、興味を持ったので今回行ってみることにしました。
この旅の数カ月前の夏休みに青春18きっぷを使って赤沢宿に行った時に、バスが下部温泉駅に停まったのをきっかけに下部温泉というものを知りました。調べてみると古くから信玄の隠し湯といわれてきた温泉で、30℃くらいの冷泉がある湯治の場としても知られている所でした。
人肌に近い、ぬるいお湯の温泉が多い場所でもあります。僕自身、寒冷蕁麻疹がでる体質で、熱いお湯に浸かってから寒い外気に肌が触れると体が痒くなり腫れてしまうので、これまで温泉は避けていました。しかし、ぬる湯なら体に負担がかかることなく体の疲れを取れるのではないかと興味を持ち、今回試してみることにしました。
さて、7:07高尾駅発車の電車に約1時間半ほど乗り甲府駅に向かいます。途中、勝沼ぶどう郷駅辺りで見晴らしのいい景色が見えました。
8:38に甲府駅に着き身延線に乗り換えます。20分ほど乗り換えを待ち、9:03の富士行に乗り80分ほど電車に乗ります。
乗り換えがスムーズにいけば2時間50分で高尾駅から下部温泉駅に行けますが、大抵甲府駅で1時間ほど乗り換えを待つことになるので4時間くらいかかります。
運賃は片道2,310円(2021年9月時点)なので日帰りだと青春18きっぷを使えばお得に移動できます。
10:29に下部温泉駅に着きました。
改札は無人です。
駅舎の裏にある踏切を渡り左に進み下部ホテルに向かいます。
下部ホテルは駅のすぐ近くにあり、歩いて2、3分もかかりません。
下部ホテル
日帰り温泉をやっている宿泊施設です。低温泉という、ぬる湯の露天もあるので浸かってみたいと思います。
場所はこの辺になります。山梨県の中でも富士山の麓の近く、静岡県寄りになります。
館内にはロビーがあり、くつろぐことができます。
ビールも自販機にあるので、お酒を飲んでゆっくりすることもできます。
料金は日帰り入浴料が1,200円。タオルをレンタルしたら浴衣とセットしかないと言われ400円かかり、1,600円でした。
内湯と外湯合わせて12の湯舟を楽しむことができ、露天風呂には低温泉と呼ばれるぬる湯もあります。
脱衣室の入口付近には下部温泉の説明があります。
武田信玄が川中島の合戦で受けた傷を癒したことが伝えられている歴史の古い温泉で、「信玄の隠し湯」三湯のうちの一つとされ、湯量は豊富で泉質も大変優れ、全国飲泉番付では東の横綱といわれるほどミネラルウォーターとして広く愛飲されていることが書かれています。
温泉の湯舟は写真が撮れず紹介できないので、ホームページをご覧ください。
下部ホテル>温泉>日帰り入浴で見れます。
露天風呂は最高でした。天気に恵まれ快晴でしたが、青空や赤く色づいたカエデがお湯に映り綺麗でしたし、お湯から出る蒸気が風で揺れるのも趣がありました。お湯に浸かりながら青空を見上げたり、太陽の光が射し込むのが何とも神秘的でした。
低温泉の温度は37、8℃くらいでしょうか、体温よりも少し温かい温度なので長居でき、十分にくつろぐことができました。低温泉のすぐ近くには温湯もあるので、寒くなれば温かいお湯に浸かれますし、いい温泉でした。
お湯から出ても体が痒くなったりのぼせたりしなかったので、気持ちよく湯船に浸かることができ、また体の疲れを取ることができました。
座敷の無料休憩場も利用でき、お茶もフリーでした。
温泉街にある日帰り入浴施設と比べると料金は割高ですが、湯舟の種類が多いのとホテルといわれるだけあって清潔なのがいい所なのかなと思います。ロビーにはお土産を売っていますし、休める場所も充実しているので、ゆっくりしたい人にはいいのかなと思いました。
以上、この日はぬる湯に数時間浸かって東京に帰っただけでしたが、これを機に以後数回、下部温泉に浸かるようになりました。
次回は下部温泉について簡単にどんな場所なのか紹介したいと思います。
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