高松駅の近くにあるネットカフェで朝を迎えます。旅16日目は高知へ向かいます。途中お遍路でおなじみの四国四十八カ所の一番札所の霊山寺に寄りますが、立ち寄る所はそこだけであとは電車で移動するだけの行程です。この記事では、霊山寺、よさこい祭り、ひろめ市場を紹介します。
それでは本日の行程です。
16日目の行程
5:33高松駅発
7:20板東駅着
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7:30一番札所霊山寺
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8:54板東駅発
14:07高知駅着
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14:50ひろめ市場
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高知駅の近くにあるネットカフェで一泊
5時前にネットカフェを出て、高松駅に向かいます。電車に乗る前に、5時から営業しているお店で讃岐うどんを食べます。
味庄
冷やしの小と小海老天、370円。美味しいし、値段も安いです。
イカゲソや魚の開きの天ぷらもあり、美味しそうな具が揃っています。
近くにはめりけんやという有名なお店もありますが、まだやっていません。空いていれば、多少は無理をしてもはしごしたかったのですが、残念です。
うどんを食べた後は、始発で霊山寺に向かいます。霊山寺といえば四国四十八カ所の一番札所です。
高松駅は、うどん県のさぬきうどん駅でもあるようです。
阿波踊りのポスター
期間中に120万~130万もの人が徳島市に集まる、いわずと知れた有名なお祭りです。阿波踊りは全国に広がっていて、東京では高円寺の阿波踊りが有名ですが、東京だけでもその他に目黒、世田谷、新宿、中野などのいろいろな地域で開催されています。
一度聞くと頭から離れなくなる歌も有名です。「えらいやっちゃ、えらいやっちゃ、よいよいよいよい、踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々」「ア ヤットサーヤットサー ア ヤットヤット」と。起源は江戸時代とも安土桃山ともいわれています。
高松駅から1時間45分くらい電車に乗り、7時半頃に板東駅に到着です。徳島県にやってきました。
雰囲気のある建物
参道でしょうか。
車の通りも少ない静かな道を10分くらい歩くと、霊山寺に到着です。
四国四十八カ所 一番札所 霊山寺
霊山寺
お遍路の発願の地。霊山寺からお遍路をスタートする人が多く、売店では百衣や菅笠などお遍路に必要なものが売られています。参拝の作法やお経の意味も教えてくれるそうです。弘法大師(空海)の足跡を追ったり、祈願や供養のために、あるいは自分を変えたい、人生を見つめ直したい、という思いでお遍路参りをする人が多いようです。いずれにしても辛いお遍路をするからには、それなりの想いがあるのでしょう。
手水舎
頭には仏様が
それほど広い境内ではありませんが、何かと見所のあるお寺です。
8時半くらいに板東駅に戻ります。
早朝は涼しいものの段々と暑くなってきます。駅には冷房がないので汗をかいてきます。
9時前の電車に乗り、高知県へ向かいます。
移動時間は約5時間15分、乗り換え2回。佐古駅で徳島線に乗り換え、1時間半ほど乗って阿波池田駅へ行き、阿波池田駅からは2時間ほど電車に乗り、高知駅へと移動します。
電車の最後尾からの車窓
田舎の景色に飽きてきたころですが、途中小歩危駅や大歩危駅周辺で綺麗な川が見えました。
崖造りというのでしょうか、凄い建て方です。
徳島県から高知県に入ると、大杉駅という駅があります。
大杉駅で沢山の人が降りていくので、調べてみたら、樹齢3千年の杉の樹がある駅でした。徳島県は霊山寺しか見ていないので、予定を変更して明日は徳島県の大歩危峡と高知県の大杉を観ることにします。
車窓から田舎の景色を十二分に堪能して、14時過ぎにようやく高知駅に到着です。
よさこい祭り
人が多いのでまさかと思ったら、よさこい祭りとかぶってしまいました。駅にはコインロッカーが2ヶ所ありますが、全部埋まっています。仕方なく大きなリュックを背負って、ひろめ市場に向かいます。高知駅から徒歩17分くらいです。おそらく、ひろめ市場も混んでいるでしょう。
商店街ではよさこいを踊る人や祭り用の車が通り、見物客も多く賑わっています。それにしても音が凄いです。車のスピーカーから大音量で音楽が流れてきます。正直うるさく感じます。
ひろめ市場に到着です。
ひろめ市場
ひろめ市場
約60店舗が軒を連ねる屋内マーケットです。カツオやクジラを使った高知の味が楽しめる飲食店や、特産品などを扱う店が集合しており、地元客や観光客で賑わう場所です。
予想通り、市場内は混雑しています。すぐ隣のアーケードでよさこい祭りをしているため、ひろめ市場の中は観客やはっぴを着た人で埋め尽くされています。どこも満席で座れるところがありません。
座れるところがないか奥まで進み、ようやく席の空いているお店に入ります。
カツオのタタキ丼とタコのから揚げとビールで1900円。観光地の値段ですね。
空腹でしたがびっくりするほど美味しくなくて残念でした。カツオの味が全くせず、焼き肉のたれを薄めたようなたれ。イイダコでしょうか、タコも弾力があるだけで味や香りがしません。タコを揚げたものにチリソースを付けただけです。
注文した時にラストオーダーだと聞きましたが、まさか店内を片付けるとは思いませんでした。戸締りをして机に椅子を上げている中でご飯をたべる羽目になり、せめてゆっくりビールくらい飲みたいところですが、仕方ありません。郷に入っては…とやらです。子どもの頃の記憶の片隅のある、昭和の汚い中華料理屋のような感じでした。
東京にいるとある意味過剰に思える接客に慣れきっているので、こういうのも旅の面白さの一つでしょう。「さぁどいてどいて」なんて不愛想に対応されたり、たいして美味しくもないものに高い値段を出したり、お土産で変なのをつかまされたりと、こういったことも旅の楽しいところです。
予定よりも時間が余ってしまい、駅の近くでコーヒーでも飲みながら時間を潰す羽目になります。駅は駅でよさこい祭りようのトラックが並び、賑やかです。
喧騒から逃げるようにして駆け込んだカフェですが、ブックオフに併設されているカフェでした。店内の雑誌などを読みながら時間を過ごせる場所で、いいカフェでした。
静かな空間で小一時間ばかし涼んだ後は、コインランドリーに向かいますが、予定していた所が潰れていました。途方にくれましたが、スマホで近くを検索してみるとイオンモールにコインランドリーがあり助かりました。コインランドリーのあるイオンモールは全国でもそう珍しいものではないようで、新たな発見です。
洗濯を済ませてからは、18時半にネットカフェに入り、データの移動や予定の調整をして、この日は終わりです。よさこい祭りで混んでいるので、早めにネットカフェに入り寝床を確保します。高知駅から10分くらいの所にある、ファンキータイム追手筋店というお店です。
祭りのせいで早く入店する羽目になりましたが、明日は急遽、大歩危に行くことになったので、パソコンで電車の時間や現地への行き方など調べて、予定を調整します。
今日は後半、よさこい祭りに振り回された1日でした。
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